作品解説
集英社のライトノベルレーベル・ダッシュエックス文庫のラインナップの一つ。
2016年6月24日から2022年3月25日までに11巻が刊行された、現在は完結している。
コミカライズが徳間書店のWEBコミック誌「COMICリュウweb」にて掲載されている。鉄巻とーますと言う人が作画担当を務めた。
アルボアニメーションの手によってアニメが制作されている。2020年夏アニメとして、TOKYOMX、サンテレビ、京都放送、AT-Xほかにて放送された。
人間と魔族が共存出来る街で魔族専門の医師をしているグレンは
助手のサーフェと共に診療所を営んでいる。モンスター娘たちから連日さまざまな診察依頼が舞いこみ、その評判は上々だ。あるときは闘技場のケンタウロスの不調を見抜いて求婚されたり、またあるときはマーメイドのエラに手を突っ込んで触診したり、フレッシュゴーレムの体のキワドイ部分を縫合したりするが、あくまで医療行為なので問題はないらしい。
あらすじ
かつてヴィヴル山脈を境とし100年にわたり人間と魔族が戦争をしていた世界。そんな遺恨が残る世界で人間と魔族が共存できる街リンド・ヴルム。その街で魔族専門の医師として活躍する人間族のグレンは、助手である ラミア族のサーフェと共に診療所を営む。
登場人物
グレン・リトバイト
CV:土岐隼一
本作の主人公。
リンド・ヴルムでリトバイト診療所を営む17歳の青年。人間で唯一の魔族専門の医師。
気弱な性格故に若く見られることが多く、様々な魔族から好意を寄せられている。
人間領東端の出身で名前を漢字表記すると「紅蓮」。
サーフェンティット・ネイクス(サーフェ)
CV:大西沙織
ラミア族の女性でグレンの助手を務める薬剤師。アルビノ。
年齢はグレンより2歳上の19歳で、幼少期から付き合いがあるグレンに好意を寄せている。
ティサリア・スキュテイアー
CV:ブリドカットセーラ恵美
ケンタウロス族の名門スキュテイアー一族の令嬢でスキュテイアー運送の跡取り。
リンド・ヴルム大闘技場第三階位の闘士でもあり、第三階位で連勝を重ね昇格試験に臨んだ。
グレンに対して好意を寄せており、誇り高く、正義感も強い。
常に行動を共にしている侍女のケイ、ローナとは固い絆で結ばれている。
ケイ・アルテ
CV:ファイルーズあい
ティサリアの侍女の1人のケンタウロスの女性。性格はあっさりしている。
ローナ・アルテ
CV:M・A・O
ティサリアの侍女の1人のケンタウロスの女性。ケイの妹で性格はおっとりしている。
ルララ・ハイネ
CV:藤井ゆきよ
苦無・ゼナウ
CV:河瀬茉希
議会代表のスカディの護衛を勤めるフレッシュゴーレムの女性。医者嫌い。
アラーニャ・タランテラ・アラクニダ
CV:嶋村侑
アラクネ族の女性でサーフェの友人。優秀な服飾デザイナー。
人の腕が4本、蜘蛛の脚が8本存在する。ちょっと(?)趣味が悪い。
イリィ
CV:鈴代紗弓
スラム街出身のハーピーの少女。リンド・ヴルムでは郵便配達の仕事に就いている。
ディオネ・ネフィリム
CV:金元寿子
ハーピーの里で巨神様として言い伝えられているギガス族の女性。歩き回るだけで地震を起こすため恐れられていたが性格は至って温厚。
メメ・ルドン
CV:岡咲美保
キュクロ工房で働いているサイクロプスの少女。優秀な職人だが自虐的で対人恐怖症気味。
クトゥリフ・スキュル
CV:ゆかな
グレンとサーフェの師匠でリンド・ヴルム中央病院の院長を務めるスキュラの女性。
医者だが本分は研究者で早く引退して研究に専念したいと思っている。
スカディ・ドラーゲンフェルト
CV:種﨑敦美
竜闘女の通り名で知られる火竜の女性。リンド・ヴルムの最高権力者で高い政治力と人気を誇る。
1000歳近いがどこかあどけない少女のような一面も。
アルルーナ・ルーナ
CV:大地葉
リンド・ヴルム議会のナンバー2。花街や農場を経営するアルラウネ。
交配欲求が強い好色家として知られている。数十人の子供がいるがその性質から尊敬はされてない。
ライム
中央病院勤務のスライム娘。グレンの学生時代の先輩。
ライムは便宜上の名前で本来の名前はスライムでないと発音出来ない。
プラム・メルドラク
リンド・ヴルムの住人。吸血鬼のお嬢様だが古臭い家に反発してギャル風の外見をしている。
モーリー・ヴァニタス(先代)
アンデッド系の魔族暮らす墓場街のまとめ役を務めるスケルトン。元は人間でシスターだった。最近成仏したが…?
モーリー・ヴァニタス(二代目)
墓場街の管理を務める魔族。色々あってモーリーとなった。無口だがお茶目なところがる。
グレンの愛人を希望している。種族はショゴス。
エレ
死後の世界の神。我儘で癇癪持ち。