CV:種﨑敦美
概要
リンド・ヴルムの最高権力者で戦後の混乱期から現在まで街を発展させた火竜の女性。小柄な体格だが、これは他種族を怖がらせないためにあえてそのように志向したためである。高い政治力と経済力、指揮力で議会を掌握しており、周囲から尊敬されている。政治的な能力以外にも呪術などが使える模様。
ローブやベールを着ていたが、胸部に発生した悪性の腫瘍を取り除くための手術を終えた後はある程度薄着になった。なお、腫瘍発生時は翼が矮小化して飛べなくなり、大きな声を出すこともできなかったため、彼女が他者と会話する時は警護を務める苦無が声を聞き取り、その代弁者となっていた。
戦争は嫌いだが、勝負事は好きでコロシアムで闘士達を叩きのめしたことから「竜闘女」のあだ名がついた。実力派の若手であるティサリア・スキュテイアーも挑戦したが、彼女に一蹴されている。ただし、あまりの強さ故に以降の出場は禁じられてしまった。
寂しがり屋で強がりな性格のため周囲からは距離を置いていたが、3巻以降から改善傾向が見られる。本来のフランクな一面も手術後は表面化し、子供っぽい言動をするようになったり、演劇「魔法竜闘女プリティ⭐スカディ」の企画を出したりするようになったが、議会から反対されてしまった。竜としての本能か光り物が好きでこっそり集めているらしい。
ちなみに権力者ではあるものの選挙で選ばれた存在の為、絶対的な権力者ではないとのこと。
余談
名前の由来は北欧神話の山の女神スカジ+ドラゴン+フェルト(ドイツ語で畑。英語で言うfieldに相当)だと思われる。
街の名前がゲルマン民族に伝わるドラゴン(リンドブルム)に由来しており、スカディとはそういった意味で繋がりがある。