スーパーダッシュ文庫
すーぱーだっしゅぶんこ
2000年7月14日に、学園小説やコメディを扱うライトノベルレーベルとして発足した。ファンタジーやSFに関しては、すでに1991年3月に立ち上げたスーパーファンタジー文庫が存在していたため、集英社としてはこの2レーベルを併用させるつもりでいた。だがスーパーファンタジー文庫は2001年4月刊行分をもって廃止、結果総合的なライトノベルレーベルとして再出発することになった。
ただ、ライトノベルの世界はすでに角川書店系(角川スニーカー文庫、富士見ファンタジア文庫、アスキー・メディアワークス電撃文庫)が一大勢力と化していた。そんな中に切り込んでいくのは容易なものではなかった。それどころか、非角川系レーベルとしてはあとに創刊されたはずのメディアファクトリーMF文庫J(ただし後に角川系レーベルに転換)、さらには同じ一橋系の出版社・小学館のガガガ文庫や、最大の商売敵・講談社の講談社ラノベ文庫、SBクリエイティブのGA文庫やホビージャパンのHJ文庫などに押され、末期はなろう系ブームに乗って創刊された主婦の友社のヒーロー文庫にお株を奪われてしまった感は否定出来ない。
さらに、ライトノベルではつきものと言えるメディアミックスに関しても『ウルトラジャンプ』でコミカライズされる作品が多かったが、他社の漫画誌に比べると連携がうまくいっているとは言えず、かといって自前で「スーパーダッシュ&ゴー!」という隔月刊誌を出しては見たもののわずか1年半足らずでウェブコミック誌に移行したうえ結局完全消滅。さらにアニメ化作品もラインナップの多さの割には年平均1から0.5作程度、という少なさであった。
結局2014年10月刊行分をもって廃止、同年11月刊行分から改めてダッシュエックス文庫が立ち上げられている。ただし『R.O.D.』の続刊など作品によっては、あえてスーパーダッシュ文庫レーベルでリリースされているものもある。
詳細は⇒ダッシュエックス文庫
は行
パワハラ聖女の幼馴染と絶縁したら、何もかもが上手くいくようになって最強の冒険者になった(※ダッシュエックス文庫扱い)
わ行
わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?)(※ダッシュエックス文庫扱い)