概要
ゴーシュ・ル・メドゥ曰く「生物だろうが建物だろうが気に入らないものはなんでも叩き壊す」という信条の元に破壊活動を繰り返してきた荒くれ者達で、アルパカの首のような形状の金棒「アルパカナボー」を共通して装備している。
トゲーノ・エイブスがその片割れであるオドード・マキシモフについてドグラニオ・ヤーブンに言及した際には「あの」と付けていたあたり、異世界犯罪者集団ギャングラー内でもそれなりに名の知れた存在であった模様。
兄弟同士は声及び体と武器の色を省いてそっくりな容姿をしている他、二人とも、モフモフという語感を連想させる笑い声をあげるのが特徴。
片方が倒された際にはその復讐を誓うなど、兄弟同士固い絆で結ばれている。
ギャングラー怪人の中で初めてトリガーマシンを自身のルパンコレクションとして所有していた存在でもあり、回想ではそれを使って更なる大規模な破壊活動を行おうとしていた。
また、アニダラの描写からデストラ・マッジョの舎弟だった模様(デストラの名前は右というイタリア語と破壊を意味するデストロイのダブルミーニングと思われ同じ破壊という言葉を意味する彼らは存在から伏線だったと思われる)。
一覧
黒いアルパカに似たギャングラー怪人で、クラッシュブラザーズの兄。
後述するが、戦隊作品でも今までにない倒された方をした事で、歴史に名を残したと言っても過言ではない。
初登場時では既に故人で、金庫は国際特別警察機構に回収、保管されていたが、ルパンコレクションについて独自行動を行うデストラが確証を得る為の作戦に動かしたゴーシュ・ル・メドゥに巨大金庫を施された事で巨大化復活を果たす。
毛玉を使ってネットワークを容易にハッキングすることが出来る犯罪技『ニットワークハッキング』を持つ。またアルパカナボーを豪快に振り回すだけでなく、上半身の穴から爆発性の毛玉を発射する「ケダマミサイル」で攻撃し、遠近どちらの戦闘でも対応が可能である。
かつてはオドードが持つトリガーマシンドリルとは1つのトリガーマシンである「トリガーマシンクレーン」を自身のコレクションとして所有していたが、後にデストラに譲り渡された照準器のルパンコレクション「幸運の大当たり~Le coup de-chance~」を入手。コレクションの力で攻撃の命中率が上がった事で、ケダマミサイルに追尾効果が付加された。
白いアルパカに似たギャングラー怪人で、クラッシュブラザーズの弟。
偶発的だがパトレンジャーによってアニダラを倒されてしまい、密かに復讐の機会をうかがっていたが、トゲーノが勲章を得る為ドグラニオに対し自身が国際警察を打倒する姿を見物に来るよう大風呂敷を広げた際、その協力者として手を組んでパトレンジャーを抹殺しようと目論む。
アルパカナボーを豪快に振り回し敵を叩き潰す戦い方が得意で、自身の犯罪技『ケダマイク』を使って毛玉から自身の声色を出して相手を錯乱させることが出来る。
アニダラの持つトリガーマシンクレーンとは1つのトリガーマシンである「トリガーマシンドリル」を自身のコレクションとして所有していたが、パトレンジャーを罠に嵌るためパトレンジャーの面々に渡してしまったため、どのような能力があるのかは不明。
その不遇ぶり
実は彼ら、数あるギャングラー怪人の中でも、扱いが悪いことこの上ない。
アニダラは初めて存在が明かされた際には既に死亡していた。というのも、オドードと共に、自分達のルパンコレクションを片手に談笑していた所、パトカイザーとラブルム・ジョウズとの戦いに巻き込まれてしまい、逃げ遅れてパトカイザーに踏み潰されるという呆気無さすぎる最期を迎えた。
その後、ザミーゴ・デルマの情報を元にゴーシュによってまさかの復活を果たし、デストラ・マッジョから与えられた新たなコレクションでオドードの敵討ちを画策するも、その話自体が、グッドストライカーについての掘り下げ回であったせいで、話全体の引き立て役や踏み台扱いされて、ろくな活躍もできずに倒されてしまった。
オドードの方は、先に倒された兄の仇を討つことを決め、ギャングの勲章を狙うトゲーノと共に警察戦隊パトレンジャーに挑んだはいいが、戦闘では敵に明確なダメージを与えられなかったどころか、トゲーノの毒針の誤射を食らって動けなくなり、その隙に倒されてしまった。
その後巨大化するも、新たなトリガーマシンである「クレーン&ドリル」(勿論合体前)の前にタコ殴りにされて倒されるという噛ませ犬にされてしまい、結局トゲーノにいいように使われた挙句自身は何も成し遂げられずにこの世を去るハメになってしまった。
関連タグ
快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー 異世界犯罪者集団ギャングラー
ライモン軍団 幼なじみの荒くれコンビ:のちに登場する、同組織内の別派閥。