俺達の体は魂魄そのものだ。死ねば何れ体は塵となり尸魂界を容作る霊子になる
その時心はどこへ行く?
心は仲間に預けて行くんだ
巻頭ポエム
その疵深し、海淵の如し
その罪赤し、死して色無し(30巻)
プロフィール
身長 | 183cm |
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体重 | 68kg |
誕生日 | 10月27日 |
趣味 | 昼寝 |
特技 | 友達作り |
好きなもの | おはぎ |
嫌いなもの | なし(カラブリ+)/玉露(36巻) |
家族構成 | 志波空鶴(妹)、志波岩鷲(弟)、志波都(妻) |
斬魄刀 | 【捩花】(ねじばな) |
CV | 関俊彦 |
概要
才能に恵まれた人物で、流魂街の出ながら真央霊術院の入試に1回目で合格。その時点で霊力は護廷十三隊の副官補佐クラスだった。その後6年あるカリキュラムを2年で卒業、5年で副隊長まで登りつめる(隊長の浮竹十四郎からは副官になるよう熱心なスカウトを受けていた)。
気さくな性格で面倒見がよく、上級貴族・朽木家の養女として周囲から浮いていた朽木ルキアにも分け隔てなく接している。
ルキア曰く「知らぬ間に陽だまりに手を置いていたような暖かさ」を持った人物。朽木白哉との蟠りにより重く沈んでいたルキアの心を優しくほぐした。
妻・志波都とは仲の良い夫婦であったが、虚の一体・メタスタシアによって彼女が食い殺されると、仇討ちのために単身で戦いに挑む。これは海燕による誇りを守るための戦いであった。
しかし斬魄刀を消滅させる能力により苦戦させられ、さらには霊体ごと融合されて自我を失い仲間に襲いかかる。
最終的にはメタスタシアごとルキアに刺されて戦死するという悲惨な最期を遂げた。この際、海燕はルキアや浮竹に最期まで恨み言など決して言わず、自らを救ってくれた感謝の気持ちと迷惑をかけた謝罪の言葉を遺した。
この出来事はルキアの心にトラウマを遺し、大切な部下を助けることができなかった浮竹や、肉親である空鶴と岩鷲の心にも深い傷を負わせた。(アニメ版では融合された際僅かながら海燕の自我が残っており、原作と違い海燕自身が自らルキアが構えた刀に飛び込むような形に描写されている)。
破面篇において、第9十刃アーロニーロ・アルルエリによってメタスタシアごと取り込まれ、肉体を利用されていたことが判明。虚圏に乗り込んだルキアは、海燕の容姿や声、記憶、霊圧、能力などを完璧に再現させたアーロニーロに苦しめられることになる。
詳細はアーロニーロの記事にて。
浮竹の「命を守るための戦いと誇りを守るための戦い」という持論に対し、「それはどちらも"心"を守るための戦いである」という独自の解釈をしている。
「心」は体の中にはなく、何かを考える時、誰かを想う時、そこに「心」が生まれる。この世に自分一人しかいなかったら「心」というものは存在せず、死ぬ時には「心は 仲間にあずけていくんだ」と語っている。
彼が最期に残したルキアへの言葉はこの持論を元にしたものであり、アーロニーロとの戦いにおいて戦意を喪失したルキアが再び立ち上がるきっかけにもなった。
ありがとな お陰で
心は 此処に置いておける
斬魄刀
捩花(ねじばな)
解号は【水天逆巻け『捩花』】(すいてんさかまけ)。
解放するとトライデントの形状となり、水を操る能力を持つ。
作中には海燕による使用描写は無いが、ルキアには片手首を軸とした回転による舞うような流麗な槍捌きと水による攻撃と語られ、アーロニーロが海燕の記憶を基に同様の戦い方をした。
公式のQ&Aによると、イメージは「志波家の渦」と「双魚の水」から来ており、同隊の隊長である浮竹の斬魄刀もイメージに「双魚」がある。
余談(ネタバレ注意)
本作の主人公・黒崎一護の父で元十番隊隊長・黒崎一心(旧名・志波一心)は志波家の分家であり、海燕(と空鶴と岩鷲)の叔父にあたる。
海燕と一護の風貌や性格、言動が似ていたのは偶然ではなく、実際に血縁関係にあるためだった。