おれがマヨラーで あいつが甘党で
概要
第470訓~第476訓に該当する長篇。単行本第53巻に収録。
そもそもは坂田銀時と土方十四郎の魂が入れ替わってしまったことから始まるが、終盤に差し掛かる頃には本篇に登場したほとんどのキャラクターの魂と身体が入れ替わるという公式での大胆な入れ替わりネタである。
また、「おれあい」と略すこともできるため(おれがマヨラーで あいつが甘党で)、「おれあい篇」とも呼ばれている。他ジャンルとの混合が少なく呼びやすいため、じわじわ広がってくれればイラストも幾らか見つけやすくなると思われる。
ちなみにアニメ版ではアニオリ回である第173話Bパートで銀時と定春が入れ替わっており、この件も含めると銀時にとっては2度目の入れ替わり。
あらすじ
銀さんと土方が同時に事故に遭った拍子に、お互いの中身が入れ替わってしまう事態に。
元に戻れるまで、入れ替わったままそれぞれの組織で生きることになった二人のリーダーだが、その結果万事屋は史実の新撰組によく似た羽織を纏った規律正しい集団に、真選組は某有名世紀末漫画の盗賊同然の完全なチンピラ警察と化してしまう。
しかし、二人のリーダーが入れ替わった原因には事故以外も関わっていたことが明らかになり、リーダー以外までも入れ替わる事態が発生。
入れ替わった二人のリーダー、万事屋&真選組の運命は如何に…!?
(※尚、「真選組のリーダーって、局長の近藤さんじゃなかったっけ?」と突っ込んだら負けである)
各話のタイトルは、小説「おれがあいつであいつがおれで」へのオマージュである。表記揺れが多いので、作品を検索する際は「入れ替わり」または「おれあい」と入れると検索しやすい。
アニメ版で放送された際は、配役の声優はそのまま固定された状態で、入れ替わった者の人格を演じる展開となっており、声優方の演出のクオリティを見せてくれている。ただし、「神楽の魂が入ったエリザベス」のみ、神楽担当の声優である釘宮理恵が演じている。
入れ替わり一覧
坂田銀時の魂 | 土方十四郎の身体へ |
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土方十四郎の魂 | 坂田銀時の身体へ |
志村新八の魂 | 自分の眼鏡へ |
神楽の魂 | エリザベスの身体へ |
定春の魂 | 山崎退の身体へ |
近藤勲の魂 | 志村新八の身体へ |
沖田総悟の魂 | 桂小太郎の身体へ |
山崎退の魂 | 長谷川泰三の身体及びグラサンへ |
桂小太郎の魂 | 神楽の身体へ |
エリザベスの魂 | 沖田総悟の身体へ |
長谷川泰三の魂 | 定春の身体及び×××へ |
猿飛あやめの魂 | 近藤勲の身体へ(※さっちゃんの身体へ入った魂が誰だったのかは最後まで明らかにされなかった) |
坂田銀時の魂の半身(負の部分) | 猫(どざえもんさん)へ |
※二人のリーダーが入れ替わった影響から雰囲気も服装も変わってしまった万事屋と真選組だったが、終盤近くではそれぞれも入れ替わったことから、いつもの姿に戻っていた。
長谷川のグラサンと定春の×××が合体(フュージョン)して生まれた超生物
長谷川の魂が入った定春の×××が、山崎の魂が入った長谷川のグラサンを掛けたことで合体(フュージョン)して生まれた謎の超生物。巨大なソフトクリーム型の×××にマッチョな手足と顔が付いており、更にグラサンを掛けている。
見た目はアレだがマダオと山崎両方の魂が入っており、どざえもんさんと互角以上に渡り合う高い戦闘力を誇っている。
関連イラスト
関連タグ
金魂篇……似たような事例だが、こちらは銀時の存在そのものがすり替えられている。
ジャスタウェイ(競走馬)……最初の話は銀時が競馬で万事屋他2人のバイト代をスった場面から始まるが、その時に「将軍賞の勝ち馬」として名前が出る。銀魂が名前の由来で、アニメ版の脚本家が保有する同馬の天皇賞の勝利を祝福したもの。