ロードブリティッシュとは、コナミのシューティングゲーム『グラディウス』シリーズの自機の一つである。
RPG『ウルティマ』の舞台であるソーサリアの王と同名(実は原作者のペンネーム。こちらの方が5年古い)だが、関係は不明。
日本語に約すと「ブリタニアの君主」。
(現代のブリタニア(ブリテン)はイギリス(正式名称:グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)に統合されている)
なおウルティマの作者のペンネームは、学生時代に(アメリカ人なのに)イギリス式の英語を喋るのをからかわれた事が元ネタだとか。
概要
初出は1986年に業務用作品として稼働を開始した『沙羅曼蛇』で、伝統の主役機ビックバイパーに対する2P機として登場。
以降も『グラディウス外伝』などのシリーズに登場することが多い。
『沙羅曼蛇』では、バクテリアン軍の精鋭サラマンダ軍に襲われた惑星ラティスから、ロードブリティッシュ王子が惑星グラディウスに亡命する際に使われた試作超時空戦闘機として登場、後にビックバイパーと共に惑星ラティス奪回に活躍した事で王子の名が冠されるようになったという設定である。
シリーズ共通の設定として、赤いカラーリング・比較的小柄な機体・武器として前方に向かって次第に広がるリング状のレーザー「リップルレーザー」を装備・オプションの名称が「マルチプル」である、などの特徴を持つ。
リップルレーザーを発射する擬人化ロードブリティッシュ。
登場作品による傾向
この作品ではパワーアップセレクトではなく、パロディウス同様に機体を選択する。装備はグラディウスIIの4番装備からテイルガンを削除してディスラプターに変更した物。
(ただし、パワーアップの順番はリップルが3段目となる)
- 極上パロディウス以降
沙羅曼蛇同様にプレイヤー2専用キャラの扱いが大半でビックバイパーと装備が全く同じ。唯一実況おしゃべりパロディウスでは全ての機体がシングルプレイで使える為、ビックバイパーとの差別化として装備が沙羅曼蛇のものになっている。
『オトメディウス』のエリュー・トロンが搭乗するエアバイク型小型戦闘機(ライディングバイパー)として登場。装備は実況おしゃべりパロディウス同様に沙羅曼蛇のものになっている。ただし、リップルとレーザーの順番が逆になっている。
関連キャラクター
エリュー・トロン(オトメディウス)
ライディングバイパー「ロードブリティッシュ」に搭乗する惑星グラディウス出身のオトメで、ビックバイパーをモチーフとする亜乃亜の親友でもある。
リルビエート(武装神姫)
ビックバイパー型武装神姫の片割れで、青を基調としたヴェルヴィエッタに対し赤く小柄なキャラクターとして設定されており、名前もロードブリティッシュと韻を踏んでいる。
彼女が身に纏う武装パーツは組み替える事で戦闘機形態となり、更にこの状態からロボット形態へと変形させる事も可能。
典型的な妹キャラで猫を被ったような態度をしているが、自分自身やマスター(所有者)に対して敵意を抱く者に対してはドスを効かせた声で威圧するという少々癖のある性格付けがなされている。