声:塩屋浩三
概要
『フレッシュプリキュア!』の劇場版『映画 フレッシュプリキュア! おもちゃの国は秘密がいっぱい!?』に登場。
管理国家ラビリンスの一員ではない。
おもちゃの国を支配する悪人。一人称は「僕」。全身が捨てられたおもちゃたちの恨みで出来ており、鎧を着た熊のような巨大な体躯をしている。おもちゃの国の住民からは恐れられている存在で、名前が出ただけで町のおもちゃが全員逃げ隠れてしまうほど。普段は別の空間に滞在し、鏡などを使い国を監視している。
自分たちを捨てた子供たちの復讐のため、第一歩として世界中の子供たちからおもちゃを消滅させた。当初は自分の手下達にプリキュア打倒を任せていたが失敗と分かると自らプリキュアと対峙する道を選んだ。その怪力と全身から放つミサイルを武器に、プリキュア4人と互角以上の戦いを繰り広げた。
一度は4人の必殺技に加え「ラッキークローバー・グランドフィナーレ」と猛攻を受け倒されかけるが、憎しみを増大させておもちゃの国の住民達に「子供達への復讐をしよう」と決起を呼びかけて吸収・さらに巨大な熊のような怪物へとパワーアップ、再度プリキュアを苦しめた。その正体については、熊のぬいぐるみであり、最後は「人間を信じてみる」といった。
皮肉なことに7年後、主人公キュアに大切にされた熊のぬいぐるみが命を宿しプリキュアの味方の妖精になっている。
映画『プリキュアオールスターズDX3』で、ブラックホールが作った複製が登場。本物とは眼の色が異なる。
サラマンダー男爵と共に、イエロープリキュアチームを「すごろくゲーム」で邪魔しようとする。悪の心のみが再現されただけあって正当なすごろくゲームをするつもりはなくズルもインチキもやりたい放題。挙句プリキュア達がすごろくをゴール直前になったらサイコロを取り上げ直接の戦闘で進行を阻むなど卑怯な戦い方をする。最終的に人間世界に戻り、巨大化(オリジナルが3DCGで描かれたのに対し、今回は2Dの手描き)し、ピーチ達と激突する。
中の人について
塩屋浩三氏は過去にふたりはプリキュアのベローネ学院の校長役でプリキュアシリーズに出演していた。
そして8年後のキラキラ☆プリキュアアラモードでは実弟の塩屋翼氏も敵ボスのノワール(プリキュア)役でシリーズに出演している。
関連タグ
似たような境遇を持つキャラ達
サラマンダー男爵 - トイマジンと同様、自分を討ち捨てた者への復讐をもくろむ、プリキュア劇場版の敵キャラ。それゆえか『DX3』にて、双方とも複製だが共演した。
クラリネット(プリキュア) - 出自に共通点のある、プリキュア劇場版の敵キャラ。但しクラリネットの場合は和解されずに倒された。
イゴマス・・・同じく捨てられたおもちゃの怪獣。途中で自分が捨てられて怒りくるうが、最終的には和解した。
オバーン・・・・クレヨンしんちゃん外伝 おもちゃウォーズに登場する、トイマジンと同じ境遇を持つ悪役。こちらも主人公達と和解している。
ネコジャラ、マティ-こちらはおもちゃではなくれっきとした動物(ペット)であるが、捨てた人間への復讐をもくろんでいる。ただし前者は同一個体ではなく捨てられた個体の子孫である。