曖昧さ回避
- 仏道を修行する人。本項で解説。
- ある宗教に属し、修行する人。⇒僧侶
- 信長の野望Onlineの職業の1つ。
概要
日本においては、単に「僧侶」と言った場合、仏教の観念に基づき出家して仏門に入った人のことを指すのが一般的である。
正確には「僧」「僧伽」と呼ばれ、俗にお坊さんともいう。
僧となる道は各宗派で異なるが、得度という儀式を経由してなる。師匠の僧に弟子入りしたり、宗派専用の修行施設での修行を行う場合もある。住職の家庭に産まれた子が跡をつぐ場合も多いが、一般家庭(在家)から僧となる場合もある。不祥事を起こした場合は宗派から僧籍の剥奪処分を受ける場合もある。また僧を辞めて一般人に戻ることを還俗という。
仏門に入門する者は必ず頭を丸剃りにし、袈裟を授けられる。
僧にとって髪は煩悩の象徴とされ、刈っても生えてくることからそれを剃り落とし煩悩を祓うということ。
また、生まれ変わりを意味するものともされており、煩悩にまみれた自分が一旦死に、清浄な真っ白な自分として生まれ変わるため、首を落とす代わりに髪を代替として落とす。
「失敗をやって首を差し出す代わりに髪を剃って丸坊主になる」という行為はここからきている。
これは仏教の開祖である釈尊が、人々の救済を行っていた当時からの慣習であり、古代インドでは頭髪を剃ることは重罪の一つで、最も恥ずべきものとされていたが、釈尊はあえてその姿を出家の姿として選んだとされている。