概要
の境に位置する山々の総称。
最高峰は外輪山にあたる万三郎岳(ばんざぶろうだけ)(1,406m)で、伊豆半島一の高さでもある。
東西に延びる山稜は富士箱根伊豆国立公園の指定地域として構成。
遅くとも約20万年前には噴火活動が終わっており、山体の大部分を杉やヒノキ、マツ、ブナの原生林におおわれている。
日本の山としては標高が低く暖かい地域に位置しているため、山頂まで木々が生い茂り人工的な展望台を含めて眺望の良い場所が限られている。
しかしながら全体的になだらかな山容で日帰りの初中級者向けとされるルートもあるため多くの登山客が訪れ、日本百名山の一つに選定されている。
ただし冬季は積雪が多いためアイゼンなどの装備が日強い。
周辺は森が深いだけでなく雨が多い地域でもあるため古来より交通の障害となっていた。
西部には様々な滝を擁する渓谷や、明治時代に開通した旧道トンネルなど有名な小説や演歌の題材にもなった天城峠の他、多くの温泉があるなど観光資源に恵まれている。