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マツ属の木

多くが常緑の高木で、針葉樹ではもっとも種が多く、分布域も広い。高地や寒冷地、砂地や岩場でも自生できるなど、北半球温帯冷帯の多くの場所で栄えており、生命力の強さを見せている。

日本語の語源は「(を)待つ・祀る」に由来するともされ、古くから神道との結びつきが見られる。

日本で一般的にマツといえば、九州から北海道まで広く分布するゴヨウマツ、あるいは北海道南部以南の内陸を中心に分布するアカマツ、同じく海岸沿いを中心に分布するクロマツを想像する人が多いだろう。これらは樹形の変化に富み、庭木盆栽などにもよく利用されている。コンパクトなスタイルのもの、葉に斑や模様が入るもの、樹皮が荒れて独特の風格を持つものなど、改良種も多い。沖縄にはクロマツやアカマツ、ゴヨウマツは自生せずリュウキュウマツが分布している。しかし、かつては里山や海辺に普通に自生していたこれらの樹種は戦後、特に1970〜80年代に松食い虫(マツノザイセンチュウ)の被害を受けて激減した。

そのほか、日本でよく知られたマツといえばハイマツだろう。ハイマツは高山の森林限界付近に生えるマツで、その名の通り地にはうような特有の樹形が特徴である。

世界的にはラジアータマツやストローブマツが造林用樹種として広く植えられているが、日本では見かけることは少ない。

なお、トドマツエゾマツカラマツベイマツなどは「マツ」と名前につくがマツ属ではない。

マツ類は菌根を作る真菌類と共生するものが多い。その一つが、日本では高級食材として珍重されるマツタケである。

文化的側面

マツは景観を形作る植物の一つとして古くから認知され、特に東アジアでは絵画や舞台の背景として多用される。
日本の古典芸能「」の舞台に一本松が描かれているのも、かつてマツは日本の至る場所に生えていたことから、どんな時代や風景をも想像し得る――という汎用性の高さが理由の一つである。

松島天橋立宮島(日本三景)、三保の松原大沼耶馬渓(新日本三景)など、観光地の景観植物としても重要な役割を果たしている。なお、上記のマツの名所のうち、大沼が位置する北海道にはアカマツは本来分布していないが、古くから人の手で植えられ野生化したものである。

木材としては硬度に優れる反面、スギやヒノキに比べて防腐朽性に欠くため、万能とは言い難い。ただ樹脂のよく回った黄色いものは珍重され、ときに骨董として市場に年輪が出回ることもある。現代では防腐処理技術が進んだため、ある程度耐久性は向上している。

古くから燃料としても重宝され、特に樹液である「松脂(マツヤニ)」は燃焼性の高さから灯明として「松明」いうかたちで利用され、また根からは高純度の油脂「松根油」が精製できる。松根油については太平洋戦争末期に、レシプロ戦闘機の代替燃料として着目されている。燃焼時の温度も高く、鍛冶陶芸の燃料としても多用される。その他、塗料や防虫剤、接着剤など、多岐にわたる用途で利用されている。

種子は食すことが出来、特に朝鮮半島を中心に分布する(日本にもごく一部に自生)チョウセンゴヨウやヨーロッパ南部を中心に分布するイタリアカサマツの実は食材として多用される。

また、マツには古くから精霊が宿るという伝承があり、愛知県にある長興寺に生えた二龍松に宿る二人の精霊が住職に筆と紙を要求し、護符を作って寺を災いから遠ざけてくれたと言われている。この松の精霊はのちにゲゲゲの鬼太郎でも登場している。

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