概要
人口は約6万8,000人。
1938年に現在のJR伊東線が開通して急速に発展し、1961年には伊豆急行も開通。
中心駅はJR伊東駅と伊豆急伊豆高原駅で、特急踊り子号などの東京駅方面からの直通列車が乗り入れている。
修善寺など伊豆半島内陸部への玄関口としても機能しており、離島の初島には定期船も通じている。
かつて日蓮の流刑地や、ウィリアム・アダムス(三浦按針)が市内の河口で西洋式大型帆船2隻を建造した地としても知られる。
また市内の漁村である富戸地区の街並みが、PS2用ゲーム作品ぼくのなつやすみ2の舞台のモデルの一つにされている。
史跡
蓮着寺 - 日蓮の流罪地。俎岩(まないたいわ)や日本最大のヤマモモが有名。
佛現寺 - 日蓮宗本山。毘沙門天を祀り、2月にだるま市が開かれる。寺宝として解読不能の文字が書かれた「天狗の詫び証文」がある。
音無神社 - 流人時代の源頼朝が、伊東祐親の娘・八重姫(メイン画像)と逢瀬を重ねたとされる神社。安産の神豊玉姫が祀られている。11月に「天下の奇祭」と称される尻つみ祭り(観光情報サイトでの紹介)が開催される。
東郷記念館 - 東郷平八郎が晩年を過ごした別荘跡。平成24年より一般公開されている。
出身有名人
森瑤子(作家)
伊東祐親(平安末期の平家方武士。伊東市(伊東荘)は伊東氏の本貫地)
八重姫 (伊東祐親の娘。源頼朝の最初の妻とされる女性)
伊東市と縁のある著名人
大橋巨泉 - かつて伊東市内に在住。TV出演の際「伊東市民」と自己紹介していた。
阿久悠 - 宇佐美に在住していた。伊東沖に望む初島にある小学校の校歌を作詞。
荒井注 - 晩年を伊東市内で過ごした。伊豆高原で経営しようとしたカラオケボックスの逸話、入り口からカラオケ機材が入らなかった事件は有名。
天野こずえ - 漫画家。漫画『あまんちゅ!』原作者。『あまんちゅ!』の舞台として、市内各所(一部熱海市)を作品に織り込む。
水森亜土 - イラストレーター・歌手・女優・作家。川奈と伊豆高原に画廊を持つ。
キートン山田 - 声優・俳優・ナレーター。1999年より伊東市内に在住。
本田恵子 - 漫画家。2015年より伊東市内に在住。