概要
伊豆半島の更に東南端に位置し、南伊豆町、河津町、松崎町と接する。
9kmの沖合いに浮かぶ無人島神子元島(みこもとしま)は静岡県最南端の地である。
その地名の歴史は古く、1399年に下田八幡神社に奉納された「下田村若宮」と刻まれた鰐口が存在する。
江戸時代末期にマシュー・カルブレイス・ペリーが率いる米海軍の黒船艦隊が来航した際に寄港。
彼の名前は、現在の市内の通りの一つとしても使われている。
基本的に山がちで海岸線も複雑であるが、沖合を流れる黒潮の影響で1年を通して温暖で魚介類も多い。
海水浴やダイビングのスポットや水族館、社寺等の史跡、温泉などを中心とした観光地として名高いが、キンメダイの漁獲など水産業も盛ん。
伊豆急行が通り、その終着点の伊豆急下田駅が市の中心駅である。
東京駅方面からのJR東日本の直通特急が乗り入れており、駅前から寝姿山まで伊豆急グループの下田ロープウェイが開通している。
主な出身者
(代表作『白鳥麗子でございます!』)
鈴木みそ:漫画家
(ファミ通での連載歴あり。有名作は『ゲーム専門学校から見た風景』)
下田市を舞台又はモデルとした作品
・唐人お吉関連
作中で位置する半島のモデルが三浦半島か伊豆半島かで長年疑問が持たれていたが、リメイクされた地形図の東側に三浦半島らしき場所が描かれているため、伊豆半島の先端部を想定している可能性がより高くなった。
ただし街並みや土地柄のモデルは、原作者である田尻智が幼少期を過ごした東京都町田市の郊外であるとされている。