概要
日本ではよく「ワンゲル」と略される。
19世紀末にドイツの学生たちが中心となって始められ、ユースホステル思想の普及と結びつき青少年教育活動として世界各地に広がっていった。
日本では1930年代より本格的に広く知られるようになり、第二次世界大戦は大学や社会人を中心にそれまでの「登山部」や「山岳部」とは異なる専門のサークルやクラブが相次いで創設されて、アウトドアやユースホステル旅行ブームを牽引した。
日本では主に登山のイメージが強いが、他にもキャンプを第一目的としたものや、海岸や平野部、時には市街地の長距離踏破などの活動も含まれる。
いずれもただ単に体力を鍛える事だけでなく、自然科学の知識や専門用具の技術習得、団体行動やレクリエーションを通しての交流、地域の文化や地理などの査察といった教育的側面が重視される。
余談
アニメ作品セイレン(OAM)やラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会などでは、陰ながら学内の部活として登場。
2000年に音楽バンドくるりが「ワンダーフォーゲル」という楽曲を発表している。