曖昧さ回避
詳しくは「立山線」を参照。
概要
富山県立山町にあり、飛騨山脈(北アルプス)北部の立山連峰という複数の山が集まった一角の山地である。
主峰の雄山(おやま)(標高3,003m)、最高峰の大汝山(おおなんじやま)(3,015m)、富士ノ折立(ふじのおりたて)(2,999m)を中心に浄土山(じょうどさん)(2,831m)、別山(べっさん)(2,874m)などの総称を指す。
立山周辺は日本どころか世界屈指の豪雪地帯でも知られており、国内では数少ない氷河も現存する。
西側には隣接する火山によって形成されたとみられる弥陀ヶ原(みだがはら)、五色原、噴気孔の多い地獄谷に、日本一高い称名滝がある。
東側には氷河によって作り出された複数の圏谷(カール)や、黒部峡谷に黒部ダムがある。
白山と並ぶ北陸地方の代表的な修験道の山として古くから知られ、平安時代には開山したとされる。特に江戸時代になると信仰登山が盛んになった。
雄山山頂には雄山神社がある。
中部山岳国立公園に所属し、観光開発も進んでいる。
西側の富山地方鉄道立山駅から東側の長野県大町市の扇沢バスターミナルまでを、ケーブルカー、バス、トロリーバス、ロープウェーで連結するという立山黒部アルペンルートは世界的にも大規模な山岳観光路線であり、国内外から多くの観光客が集まる。
無論現在でも登山における国内で大人気の山である事に変わりはない。