概要
翼指竜亜目(プテロダクティルス亜目)に分類される。
名称(学名)の意味は「翼の指」。
全長50㎝、翼の差し渡しが0.4~2.5mにも及ぶ小型の翼竜。
原始的な翼竜ランフォリンクス類に対して、新しく登場した進化したタイプの翼竜。プテラノドンやケツァルコアトルス等進化した尾の短い翼竜、プテロダクティルス類で最も初期に現れた翼竜である。頭骨は大きくて長く、軽い構造をしていた。
上下の顎には20数本ずつ並び、後方のもの程小さくなっている。恐らく昆虫や魚等を食べていたと考えられている。
後足の5本指には鉤爪は木の枝を掴むのに適しており、コウモリのように木の枝にぶら下がって休息していたともいわれている。原始的な翼竜ランフォリンクス類と進化したタイプのプテロダクティルス類の中間のタイプのダーウィノプテルスもジュラ紀に登場している。