概要
名称(学名)の由来は「ダーウィンの翼」から。
特徴
この2009年に学名記載されたダーウィノプテルス(ダーウィンの翼)という名前は進化論を提唱したダーウィン生誕200周年、ダーウィンが進化論を発表した「種の起源」の出版150周年を祝って、ダーウィンに因んだ名前が付けられた。しかし、この名前には他の意味も込められている。それはダーウィノプテルス自身がダーウィンの進化論の証拠であると考えた、進化の過程を見事に示す中間系“ミッシングリンク(失われた鎖)” であるということである。
何故ならこの翼竜は、2種類の翼竜の原始的な特徴と進化した特徴を併せ持ち、頭部と首は後期型の翼竜プテロダクティルス類、長い尾を含めた残りの体の部分は前期型の翼竜ランフォリンクス類と両方の形質を繋ぎ合わせたような姿をしていた。そのため翼竜が前期型から後期型へ進化する過程の中間に当たる翼竜であると言われている。