あらすじ
近未来(1965年)、日本の宇宙ステーションJSS-3を突如円盤が襲撃。反撃するも宇宙の塵と消える。
地球上では鉄橋が浮かび上がり電車が脱線、客船が空を飛び山に激突、川の水が凍って竜巻のように舞い上がるなど怪事件が続発していた。
こうした異変を解決するため東京宇宙科学センターで、科学者による国際会議が開かれる。
事件は全て宇宙から冷却放射線を撃ちこまれ、重力を減少させたことによるものだった。
対抗するため地球側は熱線砲を開発するも、イラン代表アーメッド教授はナタールと名乗る者に洗脳されていた。
科学者チームは宇宙艇スピップ1号、2号に乗込み、ナタールの本拠地があると思われる月を目指すのだった。
エピソード
- まだ誰も月へ行っておらず、人工衛星で月の裏側の写真がやっと撮れた時代に、月面の様子を再現したスタッフの想像力は素晴らしいものがある(予告編に、「これが月の裏側だ!」という宣伝文句がある)。
- 月面でのフワフワとした歩きは土屋嘉男氏が開発した。
- 当時の特撮技術の粋を凝らした本作には、戦闘ロケット対円盤の成層圏での戦闘、無重力光線による銀座大破壊など、数々の見せ場がある。
関連動画
予告編
宇宙大戦争マーチ
この曲は、後に伊福部昭氏の「SF交響ファンタジー」の第1楽章にも収録された。
また、『シン・ゴジラ』のクライマックスで人類がゴジラに総攻撃を仕掛けるシーンでも象徴的に使用されている。
そのためか、バラエティ番組などでシン・ゴジラをネタにした際にこの曲が選ばれることも多い。
実は意外と知られていないが初代ゴジラにて大戸島災害調査船しきねが航海に出る際にも使われている。
関連項目
地球防衛軍(映画) - 本作の姉妹編