データ
- 別名:遊星人
- 身長:1.8 m
- 体重:100 kg
- 出身:ナタール星
概要
超低温の冷却線を使って物質の核振動をゼロにする無重力攻撃を得意とする侵略宇宙人。
月面では甲冑風の宇宙服を着込んでおり、その素顔は謎に包まれているが、宇宙服の手足が三本指となっている為、少なくとも地球人そっくりのヒューマノイドタイプ型宇宙人ではない事だけは確かである。体格は地球人の女性よりも小柄。また、歩兵は強力な攻撃手段を持ち合わせていなようだ。
インプラントの様な金属片のような外見の装置をこめかみ部分に埋め込む事により、特定の人物をロボットの様にして脳波コントロールで操れる技術を有しており、この措置を施された者は、かなり遠方からでも操作されてしまう。操作される人物はます白昼夢のような状態に陥り、気が付くとこめかみに血が付いている。
主な戦力は円盤で、大型の司令母艦と黄色の戦闘円盤の2種類が確認されている。また隕石に偽装された宇宙魚雷も持ち合わせている。
月の裏側に秘かに地球侵略の前線基地を設営し、計画を着々と推し進めていたが、最終的には「スピップ号」の乗組員によって基地を破壊されてしまい、ならばと司令母艦と無数の戦闘円盤を引き連れて直接地球へ乗り込もうとするが、最後は宇宙戦闘機と熱戦砲の攻撃を受けて失敗。全滅した。
余談
小松崎茂のデザイン画では植物宇宙人とされており、脚本上でも正体は植物であることを思わせる描写があった。
脚本では地球に侵入したナタール人の描写や、月面の前線基地での白兵戦の描写もあった。
最終的にはナタール人の背景や侵略目的などは一切描写されず、感情移入する余地のない絶対的な悪役として描写されている。
岩村役の土屋嘉男は自身が演じたミステリアンは自分なりに工夫して宇宙人を演じたのに対し、ナタール人はテンプレ的な怪物の演技だったことに不満を述べている。