人物像
リーファウス平原の真ん中にそびえる、雲をつくような大きさの大樹『フリューゲルの大樹』を植えた人物。
成した功績は後世に伝わっていないが、なぜか『賢者』フリューゲルと呼ばれている。
フリューゲルの大樹は、本編三章の白鯨戦の際に切り倒され、白鯨の動きを封じるのに大きく貢献した。現在は『フリューゲルの大樹跡』として切り株が残されている。
ちなみに、後世にフリューゲルの大樹がそう呼ばれるようになったのは、大樹の上部に「フリューゲル参上」と刻まれていたから。
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以下ネタバレ注意
先述のように、現在フリューゲルは大樹を植えた人物としてその名が残るばかりだが、これは彼が弟子のシャウラにその功績を全て譲り渡しているため。
400年前、世界の半分を飲み干した「嫉妬の魔女」を封印した「三英傑」と呼ばれる立役者の一人、「大賢人」フリューゲル。これが彼の正体である。
とにかく謎の多い人物で、魔女教設立者の一人であるジュースは魔女因子を取り込むときにフリューゲルに対する謝罪の言葉を述べている。加えて、「扇動者」として「強欲の魔女」エキドナとの関わりが仄めかされているほか、スバルには『記憶の回廊』の主ではないかと予想されている。
なお、アニメ版では大樹に「フリューゲル参上!」と日本語で刻まれている。塔の試験内容、弟子のシャウラの言葉遣いなどからスバルやアルなどと同じく日本からの転生者ではないかと予想されている。
また、彼が建てた「プレアデス監視塔」(=大図書館プレイアデス)の和名は「昴」。
「フリューゲル」とはドイツ語で「翼」を意味する単語だが、スバルとの数々の言動の一致、スバルが「賢人候補」と呼ばれていることなどからスバル=フリューゲルではないかという説も囁かれている。