武道(剣道・柔道・空手・弓道など)の練習や試合時に着用する衣類のこと。
大きく分けて、空手や柔道、テコンドーなど格闘技で用いられるタイプのものと、弓道や剣道、居合などで用いられる袴タイプのものがある。
格闘技タイプの道着の概要
動きを阻害しないゆとりのある作りになっており、袖・裾どちらも手首・足首が見える程度に短くなっている。
また極めて丈夫であり、一般的な習い事としての使い方であれば数年使っても破けたりすることはそうそうない。
色は白が最も一般的であるが、特に大会など試合を行う場合には区別をつけやすくするために青色の道着もよく用いられる。
下はズボンになっており、腰を紐で結ぶ。そのため、帯がほどけても下が脱げるようなことはない。
上は着物と同じく右前で羽織る。左右の腰の部分を紐で結べるタイプのものもある。
とはいえ胸元は非常に開けやすいため、女性は中にアンダーシャツ・インナーを着用するのが普通。
腰に巻く帯は、流派によって異なるものの基本的に入門した時は白帯から始まり、茶色や緑などの色帯を経て、有段者である黒帯というふうに色が変わっていく。
中級位が緑、高級位(黒帯の手前)が茶色であることが多く、日本空手機構でもそのように定められている。
特にイラストでは、白帯は初心者、黒帯は実力者のメタファーとしてそれぞれ描かれやすい。
帯は必ず左右の長さが均等になるように巻く。