概要
空手の練習や試合の際に着用する道着。空手衣、空手道衣とも呼ばれる。
空手は「琉球士族の間で密かに伝えられてきた武術」という起源ゆえに元々どのような衣服で稽古されていたかという資料が残っておらず、後の時代で「空手着」と称されるものは松濤館流の開祖「船越義珍」が、嘉納治五郎の講道館に演武を披露しに行った際に自ら手縫いで作り上げたものが発祥とされている。
頑丈で重たい柔道着に比べて、空手着は素早く動くために軽量の薄い布地で作られ、はだけないように作務衣や甚平のように上着を結ぶための紐がついていたり、掴み技を主としないため半袖の場合もある。