概要
学名はAlopias pelagicus、英名はPelagic thresher。
オナガザメ属に分類される魚のうちでは最も小さい種。
といっても4.3mまで成長する。
分布
熱帯〜亜熱帯域の太平洋、インド洋、地中海等に生息しており、大西洋からの報告は現時点で確認されていない。
活動水深は表層域で水深0から300m程度まで。
生態
他のオナガザメ科魚類と同じく、長く伸びた尾鰭を持っており、狩りに使用する。
これを用いてニシン目などの小魚の群れをまとめ、そこに尾で攻撃して切断したり気絶させたりして食べる。
こうして活動していない小さな獲物を食べるため、大きな口を持つ必要がないため比較的口は小さい。
そのほか
かつて、同属のマオナガと同種とされていた。名前もマオナガに似ている、似たりからといわれている。
尾鰭の欠刻の先の大きさが臀鰭より小さいこと、腹面の白色帯が胸鰭上部まで侵入しないことなどで見分けることが出来る。