概要
学名はAlopias superciliosus、英名はBigeye thresher。
オナガザメ科オナガザメ属に属すサメの一種。
約5メートルに達するサメ。
分布
熱帯〜温帯域生息し、日中は水深300から500m、夜間は水深100メートル程度まで浮上する。
生態
奇毛体温調節を使えるため、深い海でも活動でき、生存競争を避けている。
その長い尾は同属他種同様、上に振り上げることができ、これにより餌を気絶、または切断して食べる。
この性質ゆえ、後ろを見ることができるよう目が大きく、前述の八の字切れ込みを持ち、勢いよくかぶりつく必要がないため口はやや小さい。
そのほか
頭部後方背側に切れ込みがあり、上から見ると鉢を割ったような形であることが名前の由来で、漢字で書くと「鉢割」。「八割」と書かれることもある。
また、遺伝子解析の結果から、他のオナガザメ属のサメと遺伝的に離れていることが分かっている。