概要
CV:上田耕一
「余計なことはしゃべるな! しゃべったらお前のお母さんの命は無いぞ!」
第22話『シロノコギリザメ悪夢の12時間』に登場した、ダーク破壊部隊のノコギリザメ型ダークロボット。
外観からはモチーフがわかりにくいが、頭部のデザインがサメが1匹乗っかっているようなシルエットで、右腕がノコギリザメの口吻を模したノコギリ、左腕が魚のヒレ型となっている。右腕のノコギリは『回転ドリル』として攻撃可能。
頭部に回転ノコギリを持ち、それを利用した切断攻撃を得意とする。ノコギリを発射する『フライングスライサー』という技を持つ。
中年男性型の人間態を持つ。
作中ではマンモス団地を占領したうえで、上空を飛ぶ特殊液体燃料を積んだジャンボジェット機を特殊レーザー光線銃で狙撃し墜落させ、団地を火の海にする12時間作戦を実行。
実利も何も伴わない、ただ燃え盛り嘆き苦しむ人々の姿を見たいだけという、プロフェッサー・ギルの歪んだ欲望を満たすためだけの作戦である。
警備員や警察官などの直接的な障害となりうる人間のみを殺害し、その他の住民は脅迫し拘束する程度にとどめていたが、これもギルの要求に配慮したせいかと思われる。
光明寺博士の痕跡を追い団地に現れた光明寺ミツコ・マサル姉弟に襲い掛かったところで、ジロー=キカイダーと戦闘になり、撃退される。
その後、中年男性型の人間態を利用し医者に成りすまし、特殊レーザー光線銃のありかを知る少年を抹殺しようとするも、そこに現れたジローと再度戦闘に。
団地の子供を人質にとり、さらにギルの悪魔の笛に苦しむジローを痛めつけるも、とどめとばかりに放たれた頭部の回転ノコギリ攻撃から発生する音により笛の音をかき消してしまい、キカイダーに変身されてしまうといういつものミスをやらかす。
ジャンボジェット機の到達時刻が迫っていたためにアンドロイドマンに任せて退散するも、狙撃直前にキカイダーに妨害され、特殊レーザー光線銃も破壊されてしまった。
「回転ドリルで串刺しにしてやる!」と意気込んでキカイダーに襲い掛かるも、逆にドリルを破壊されてしまう。逃げようとするも追いつかれ、大車輪投げからの電磁エンドで破壊されてしまった。
余談
作中に登場する特殊レーザー光線銃は、第19話にて死神光線銃として使われたものの再利用である。
またゲスト出演する松木路子は監督である永野靖忠と婚姻関係にあり、その縁で妹である松木聖が第30話に島村ちどりとしてゲスト出演している。
関連項目
サメ奇械人:『仮面ライダーストロンガー』に登場する奇械人。サメがモチーフで、頭部のデザインがサメが1匹乗っかっているようなシルエットとなっているという共通点がある。
アーロン(ONEPIECE):同じくノコギリザメモチーフのキャラクター。