概要
学名はPseudoginglymostoma brevicaudatum、英名はShorttail nurseshark。
本種のみでタンビコモリザメ属を形成する。
野生下での個体数は減少傾向にあり、生息地では食用での漁獲もあることから、国際自然保護連合は「絶滅危惧種」と評価している。
特徴
科内では最小で、全長75cm程度に成長する。
尾は短く、和名、英名(shorttail nurseshark)ともにこの特徴に由来する。
科内では唯一の卵生種で、鶏卵程度の卵を2個程度産むとされる。
飼育環境に強く、アクアワールド大洗、竹島水族館で長期飼育及び繁殖が行われている。
また、かつて三浦市に存在した京急油壺マリンパークでも飼育されていた。
分布
マダガスカル、モザンビーク、ケニア、タンザニアの浅海に生息していることが知られるほか、セーシェル、モーリシャスでも生息の可能性があるとされている。
また、2020年には南アフリカ共和国でホワイトチップウィーゼルシャークを調査していた際タンビコモリザメと思われるサメが映像で捉えられている。