概要
時系列としては「初代ダライアス」よりも更に溯った、シリーズ中最も古い時代「アムネリア暦626年」。
敵はベルサー軍ではなく、人類を遥かに超越した存在とされる機械生命体「THIIMA(シーマ)」である。
「ダライアス外伝」に引き続いてゲーム画面は1画面構成。
キャラクター、背景ともにポリゴンによるグラフィックを使用している。背景のポリゴンの作り込みははっきり言って気が狂っている(いい意味で)。
外伝のキャプチャー要素を引き継ぎ、捕獲した敵機体を用いたボム、αビーム、カウンタービームといった新要素を加えた。
余談だが、今作には「筐台の前で思わずガッツポーズ」をしたり、
「夢オチ」だったりするようなコミカルなエンディングは無い。
ちなみにタイトーメモリーズ下巻に収録されているものは前期バージョンだが、処理落ちが発生しないためVer.2より難しいとの声も。
タイトーからの挑戦状
Ver.2と銘打たれ、難易度を上げた調整が施されたものがある。
具体的には
- 雑魚の配置が変化
- 敵が堅めに調整された
- アームの有無に関わらず接触でアウト、アームもなくなる
- 中ボスの金パーツも堅くなった
- そのくせキャプチャーした後の耐久力が貧弱になった
- 全体的にスピードが速くなった
- ボスの攻撃パターンの幾つかが複数の弾幕による構成に変化した
- ボスにタイマーがセット、当然時間切れだとボス本体のスコアは加算されない
- タイマーの残り時間でボーナス、1秒につき1万点
- ゲームクリア時に中ボスをキャプチャーした分、ボーナスが最大6倍まで加算される
…と、スコアラーに対しての挑戦状とも言うべき難易度調整であった。
その一方で初心者向けのモードも用意。トータル3ステージしかプレイできないが、序盤の6ステージから選択して(あらかじめアームがパワーアップしているおまけつき)ゲームを始められる。また、一度アウトになってもアームは1段階だけ下がり、各面の雑魚をキャプチャーした状態で再スタートできる。
本バージョンがリリースされた意図ははっきり言って難易度を上げてプレイ時間を短くするためで、本当は1ゲーム200円にしたかったが大ブーイングを浴びたため代わりに1ゲームのプレイ時間を短くする策を打ったわけである。しかしこれではライトゲーマーが置いてきぼりになるため、遊びやすいが3ステージしか遊べない初心者モードが用意されたわけである。
関連タグ
サムラック・ライダ ルティア・フィーン ジ・エンブリオン G.T.
プレイステーションクラシック:本作が収録される。