概要
アクマイザー3が使用する飛行戦艦。元々はアクマ族が地上進出の際に使用していたが、ガブラが行動隊長メザロードから奪取し、それ以降はアクマイザー3の頼もしい戦力となった。
平時は幽霊船のような帆船の姿をしており、合図ひとつで最新鋭の飛行メカに変形する。タキオンエンジンを搭載し、東京・南極間をわずか数分で往復する高速飛行が可能。
ザビタンのベルトに召喚用のスイッチがあり、乗り込んでいなくても呼び出しは可能。
「ゴールデンアーム」というキャッチャーがあり、飛行中でも地上にいる人間を確保する事が可能。アクマ族はこの機能を使い、人間狩りを実行していた(ちなみに第1話のみ人間を確保後に砂の山を残していた)。
その変形プロセスは、特撮史上でも屈指の「なるほど、わからん」としか言いようのない無茶な変形として有名。エンディングテーマ曲「すすめ!ザイダベック」にその一部始終が披露されているので、興味のある方は是非画像を探してご覧ください。
第37話ではアクマイザー3の不在を突いてゲベルに強奪されてしまうが、バスカルら平和党四人衆の活躍で奪還された。アクマイザー3が封印されて以降の消息は不明。
『HEROSAGA』では人間狩りに使われており、その際にザビタンの父親がたった一人で捕らえられた人々をこの船から脱出させようとしたが約1名を除いて抹殺されてしまった。
余談
一応「戦艦」なのであるが、メイン画像のような戦闘シーンはほぼ皆無である。アクマ族の戦車に対して応戦した事はなく、第8話では敵基地の砲撃に右往左往して車輪を破損してしまうというシーンが見られた。第37話では東京の空爆シーンが見られたが、船体から攻撃するシーンは描かれておらず、戦力の有無に関しては不明瞭だったりする。
なお『MOVIE大戦アルティメイタム』に登場したザイダベックには攻撃能力があった。