概要
学名はLamna ditropis、英名はSalmon shark。
日本における地方名はモロ、ラクダザメ、モウカザメなど。
体長は最大約3m。食性は硬骨魚類が主でニシン、サケ、マグロ、無脊椎動物のイカなど。
近縁種に同属のニシネズミザメがいる。
生態
北太平洋の温帯から冷帯域の表層から中層を主な生息域とし、回遊を行う。
30から40匹程度の群れをつくることがあり、サケといった魚の群れを襲う。
多くの魚類は変温動物だが、ネズミザメ科のサメなど一部の魚類は体温を周りの水温より10℃ほど高く保つ、奇網といわれる器官を持つ。
そのため、冷たい海でもなんなく泳ぐことができる。
生殖方法は胎児に未受精卵を与えるタイプの胎生。
偏食?
ネズミザメは英名にサケの名前が入るほどサケばっかり食べていると思われているが、他の魚もそれなりに食べている。比率は大体、サケ:他=2:3くらい。
因みに、ネズミザメとは比にならないほど偏食なヒレトガリザメというサメが存在する。
食用として
サメの肉は腐敗に強いため内陸の県で広く流通している。
特に心臓はモウカの星という珍味で、1kg12000円で取引される超高級食材である。
見分け方
水中では同科のホホジロザメによく似ているが、ネズミザメの方がよりずんぐりしており、お腹に黒っぽい斑点を持つ。
同属のニシネズミザメとは第一背鰭の後ろの白い斑紋の有無で見分けられる。白い斑紋を持たない方がネズミザメ。
ネズミザメをモチーフとしたキャラクター
・根頭見 猛火・・・ネズミザメの人魚
シャークルマーガレット・・・・劇中でミケラが使用したカラーはそれぞれ鮫がネズミザメ科