概要
カグラザメ目カグラザメ科に分類される魚類。
学名はNotorynchus cepedianus、英名はBroadnose sevengill shark。
本種のみでエビスザメ属を構成する。
全長は大きいもので3m程度。
同科のエドアブラザメと同じく7対の鰓をもち、これは確認されているサメ類の中で最も多い。
生態
群れで狩りをする性質があり、数匹で海獣や他種のサメを追い込んで捕食する行動が知られている。
本種は深海(確認されている最大水深は560m)にも現れるが、どちらかといえば比較的浅海を好む性質があり、浅い湾や岩礁などにも現れる。
人との関わり
人への危害はまだ報告されていないが、成長すると2mを越える大型で肉食のサメであるため、注意が必要。
日本では漁獲自体稀であるため、どのように利用されているか不明確だが、アメリカやヨーロッパではある程度需要があり、冷凍食品等で利用されている。
カグラザメ目の中では比較的長期にわたる飼育記録が残っている種類で、アメリカでは6年以上、日本でも3年以上の飼育記録が残っている。