リトルオーズjr.
りとるおーずじゅにあ
「エースぐんは優じいんだ 絶だいに死なぜねェ」
鬼のような風貌をした巨人(古代巨人族)で、白ひげ海賊団傘下のリトル海賊団船長。スリラーバーク編に登場した"魔人"オーズの子孫。
かつてオーズゾンビを麦わらの一味により失ったゲッコー・モリアはこの姿を一目見ただけで興味を惹かれ、足を切り落としたドンキホーテ・ドフラミンゴに「コイツの死体はおれが貰うってのに!」と苦言を呈していた。
古代巨人族のためか肌は黄緑色で髪は赤毛。
首からは巨人族のものと思われる巨大な骸骨を数珠にして下げている。
ちなみに被っている笠は、体が大きすぎて雨や雪をいつも被っていた彼のことを心配したエースがワノ国でお玉たちから習った技術で作ったもの。メラメラの実の能力者ゆえに気を抜くと燃えてしまうので、これだけ巨大な笠を作るのにはかなりの手間がかかったらしい。
本名 | リトルオーズJr. |
---|---|
年齢 | 70歳→72歳 (人間換算で24歳) |
身長 | 6000cm |
懸賞金 | 5億5000万ベリー |
所属 | リトル海賊団船長、白ひげ海賊団傘下 |
所属船 | リトルジェライス号 |
出身地 | 偉大なる航路 |
種族 | 古代巨人族 |
誕生日 | 2月12日 (リトルオー、ズ←2、ジュニ←12、ア) |
星座 | みずがめ座 |
血液型 | F型 |
好物 | おにぎり |
初登場 | 単行本57巻 第554話『大将赤犬』 |
CV | 平井啓二 |
その巨体に恥じずかなりの腕力があるようで、モビーディック号を動かすほどの怪力に加え、出刃包丁型の巨大な刀剣を武器にして戦う。
四皇の傘下なだけあって、砲弾1つ2つで怯むことなく救助しようとする程の打たれ強さと精神力を持っているが、いかんせんその巨体故に的になりやすく、回避などが難しいというジレンマもある。
武装色の覇気による硬化技能などもないのか、同じ船員からは狙いやすい的のような状態になることを懸念されていた。
初登場は海軍本部と王下七武海を相手にしたマリンフォード頂上戦争で、戦争序盤にその巨体を生かして海軍の包囲網をたやすく突破し、処刑台にいた2番隊隊長ポートガス・D・エースの元に最初に急接近した。
しかし、そのあまりの巨体故に砲撃を受けやすく、手間取っているうちに王下七武海のバーソロミュー・くま、ドンキホーテ・ドフラミンゴ、ゲッコー・モリアによる連続攻撃を受け、武器と右足を失い、胸を貫かれる重傷を負い一時戦線を離脱する。
だが一命をとりとめており、海軍の作戦により包囲壁に囲まれた白ひげ海賊団の面々を、自らの体と体から流れ出た血で包囲壁の動きを止めていた部分から海賊団の面々が乗った船ごと手で掴んで包囲壁を突破し、海賊団全滅を防いだ。
それから程なくして海軍の集中砲火を浴びて意識が飛び、今度は完全に戦線を離脱する。
なお、それ以後血まみれで倒れている姿しか登場せず、海賊・海兵の両軍から死体扱いされていたことから、この戦争で死亡したのではないかと考えるファンも少なくないが、後に判明したプロフィールではしっかり2歳加算されているため生存している可能性が高い。
ちなみに本作の巨人は300年の寿命を持つ長生きな種族なので、人間に換算すると24歳相当になる。ゴツい見た目に反してかなり若いのである。
頂上戦争時点で、先祖オーズと並び身長が最大級の人間であったが、直後にもっとデカい巨人が登場することになる。
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ありがどう、エースぐん。オイダごれ、気に入っだぞ
ONEPIECE世界へトリップしたオリ主(女主人公)が「この際色々救済しちゃれ」と奮闘する話(必ずしも成功するとは言ってない)の第24話。単語登録で名前変換可能。長編です。 主人公、巨人族にたまげる 前話までのブクマ、いいね、フォローなどありがとうございました!とても励みになってます! 匿名のご感想はこちらへ↓ https://marshmallow-qa.com/hal3ki?utm_medium=url_text&utm_source=promotion ↓以下はおまけの小話です。本編読了後に読むことをおすすめします。 「なァマルコ。アイツって、ちょっと変わった匂いがするよな」 エースが不死鳥マルコに問いかけた。 「アイツって? 変わった匂いとは?」 「客分のアイツだよ。なんかこう……近寄ると甘ェ匂いがするだろ」 「そうか? おれは特にそう思ったこたねェよい」 「マジか。鼻が悪ィんじゃねェのか?」 「別にそんなこたねェと思うがなァ。あ、おいサッチ、ちょうどいいところに来たな」 「なんだ? マルコ」 「エースがあの女海兵から甘ェ匂いがするってェんだがよ。お前もそう思うか?」 「甘い匂い? ん~……いんやー、特に感じたこたねェなァ」 「ホントかよ。おれだけか、そう思ってんのは」 「サッチはコックだから舌や鼻の感覚が鋭いだろい。それが感じねェってんだから、お前の気のせいじゃねェのか?」 「気のせい……なのかァ? いやでもよ。アイツの側に寄ると、こうふわっと匂うんだよ。オーズの編笠編んでた時も感じたし……間違いねェと思うんだけどなァ」 「イヤな匂いなのか?」とサッチ。 「そういうわけじゃねェけど……」 「ならいいじゃねェか。どうしても気になるなら本人に聞いてみたらどうだい。なにか香水でもつけてんのかって」 マルコがそう言うと、エースのテンションが落ちた。 「おれが尋ねても答えちゃくれねェよ」 ふて腐れたような声に、マルコとサッチは顔を見合わせる。 「なァ。お前らはなんでアイツと仲よくやれてんだ?」 言外に、どうして彼女は自分とは親しくしてくれないんだと言っているようだ。マルコが言った。 「アイツが素っ気ねェのはお前に限ったことじゃねェだろい」 「そうだけどよ。お前らには普通に笑ったりするじゃねェか」 なんか納得いかねェ、とエースは憮然としている。 「そいつはお前、おれたちからあふれ出してる大人の男の魅力ってヤツを、彼女が理解してるからなんじゃねェ?」 ふふんと得意げに胸を張るサッチをエースはしらじらとした目で見た。 「冗談も大概にしろ。お前らからあふれ出してるのって、せいぜいカレイシューってヤツくらいだろ」 「失礼ね! マルコはともかく、おれはまだそんなもん出てないわよ!?」 「おれは出てるみてェに言うな。まァアイツはちっとばかし過剰に人見知りなだけじゃねェのか? 乾布摩擦大会には参加してたし、そのうちおれら以外にも打ち解けてくる……んじゃねェかと思うような気もしなくもなくもなくもねェよい」 「どっちだよ!? そんでもってカンプマサツ大会ってなんなんだ」 「ああ、エースは知らねェんだったな、あの激闘を。白ひげ海賊団の猛者たちが次々にバタバタと倒れ伏した、恐るべき戦いさ……。なァマルコ?」 「マジか。そんな戦いがあったのか。隊長連中も倒れたのか?」 「何人かやられてたな。風邪に」とマルコ。 「風邪ってそんなおっかねェもんだったのか。知らなかった……!」 本気で恐れている様子のエースにサッチが、 「……お前だって軽い風邪ぐらい引いたことあんだろ?」 と言うと、エースは首を横に振った。 「病気とか生まれてから一度もなったコトねェ」 「お前も大概だよい」 「20年も生きてりゃ普通、風邪の1回や2回ぐらい引くよなァ」 「まァおれも病気になったこたねェんだが」 「お前もかよ!!」 サッチの冴え渡る裏拳がマルコの胸にビシッと決まった。10,360文字pixiv小説作品