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カーミラ(リゼロ)

かーみら

「し、『色欲の魔女』……カーミラ、だよ? はじ、はじめまして……ん」 「み、みんなで……よってたかって、わ、私を、いじ、いじめるんだ……そう、なんだ。エキドナちゃんも、そ、そうなんだ。そうやって、ひどい……ひど、い」
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概要

カーミラ(リゼロ)とは長月達平の小説「Re:ゼロから始める異世界生活」に登場するキャラクターである。既に故人。

プロフィール

出演作品Re:ゼロから始める異世界生活
性別女性
誕生日不明
出身地不明
身長不明
体重不明
特技人を魅了すること
好きなもの自分
嫌いなもの自分を傷つける人


「私を、だ、騙したり、嫌った、り……い、嫌なことをする人、を……『絶対に許さない』」

人物

おどおどとした話し方をする少女。引っ込み思案で、言葉を他者へ伝えることすら満足に行えないほど気の弱い性格。
薄紅の髪を背中の中ほどまで伸ばした、温厚――というより、気弱そうな佇まいの少女。目鼻立ちはそれぞれ整っているが、飛び抜けて美貌が引き立つ顔つきというわけではない。平凡な、人並みに可愛らしい容姿といったところ。
袖の長い白い服を着込んでいて、手首から先が外に出ていない。

だが、他の魔女の例にもれず異常者である。彼女は異常な自己愛の塊であり、自身を害するもの、嫌うものには容赦しない。
 気の弱い性格と、敵意への抵抗力の高さは関係ない。

経歴


 ――女、一人の女がいた。

 女はどこにでもいる、生まれも育ちも平凡な村娘だった。
 父母に愛され、兄弟に愛され、女もまた家族を愛する、極々普通の女であった。
 家の決めた許婚がいて、凡百の村娘と同様に寒村の片隅で定まった生涯を終える。
 それが女にとっての人生、疑う余地もない舗装された在り方だった。

 そんな女の平凡は、村を訪れた下衆な権力者によって打ち砕かれる。
 自分の何が良かったのか、ただ人のモノを欲する悪習だったのか、いずれの事実かわからぬまま、権力者は女を強引に欲しがった。

 小国の寒村であろうとも、権力者との間には拭いきれない格差がある。
 権力者の求めに、女は逆らえない。運命の不条理に、ただ屈する他にない。

 だが、女は愛されていた。家族に、許婚に、村々の人々に。

 権力者の横暴に耐えかね、人々の怒りは燃え上がり、それはやがて戦火を生む。
 炎は延焼し、村々は軍となり、ついには権力者は館ごと焼き尽くされる。

 たったの一晩で女の立場は大きく変わる。
 ただの平凡な村娘から、挙兵した一団の首魁、その許婚の立場へと。

 なおも尽きぬ炎の猛り、これを危険視した周囲は次々に手勢を向ける。
 そのことごとく、女のためにと奮起する人々によって返り討ちに。
 戦火は瞬く間に燃え広がり、やがて小国を、周辺国を、大国を焼き尽くす。

 その発端とされた女の存在は知れ渡り、人々は彼女を天上の美姫と噂する。
 幻想に幻想が重なり、膨れ上がる関心と期待に、女の細い体は潰れそうになる。

 そのことに誰も気付かない。家族も、許婚も、人々も、誰も女を見ていない。
 手を振れば歓声が、道を歩けば人波が、声をかければ感涙が、女へと向けられる。

「こんな、の……おかしい。ま、間違って……る……」

 顔を覆い、否定する。そんなはずがない、こんなはずがない。
 自分はただの村娘、天上の美姫でも傾国の艶女でもなく、一介の村娘。
 どこにそんな価値がある。

 人々は夢に酔っている。幻想に惑わされ、理想に踊らされているのだ。

 やがて歯止めの利かないままに、大国さえも女を発端とした炎が焼き尽くす。
 滅んだ大国、奪った城、その頂で許婚は女に跪く。そして、告げた。

「――君を愛している。この勝利も、人々の笑顔も、全ては君がくれたものだ」

 燃え上がる首都、積み上がる死体、狂喜に打ち震える人々。
 共に過ごした村人たちも、彼女を愛した家族も、女の幸福を願った許婚も。
 もう、誰も、どこにもいない。

 ――女は、許婚に返事をせずに去った。家族も、村人も、何もかも捨てて。

 与えたはずがない。欲したこともない。女はただ、全てを失くしただけだ。
 確かにあったはずの、愛されていた日々を失くして、女は一人、焼け野原を行く。

 それでも、夢は、幻想は、理想は女を逃がさない。
 行く先々で、誰もが女を愛し、女に尽くし、女を欲し、全てが滅んだ。
 誰もが女を愛する。呪いのように。その内側の、本当の愛も知らないで。

 『色欲の魔女』は失くした愛を求めて、滅びを迎える愛に愛され続ける。

(Re:ゼロから始める異世界生活 第六章27『エレクトラの壁』より)

能力

魔女の中でも異質な魔女。その性質は魅了。本人によると、人は彼女に「見たいもの」を見る。劇中スバルが彼女と遭遇した際、彼女の力で彼女をレムと誤認した。
また、彼女と向き合っていると人は呼吸を忘れてしまい、究極的には心臓の鼓動さえ忘れるという。

エキドナ曰く、色欲の『無貌の女神』。

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別名・表記ゆれ



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