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「――今あんた、私の前で死ぬとか言った?」

「私は『憤怒の魔女』ミネルヴァ! 名乗るほどのものじゃないわ!」


「あたしはあたしの流儀に従って、目の届くところにある傷を癒すだけよ。人間も魔女も動物も鳥も魚も虫も魔獣も区別なく、命あるものの傷はあたしの敵だわ!」

「疲労感とか、目に見えないものってどうでもいいと思うのよね。あたしは傷を癒す。世界の寿命が縮もうがなんだろうが、知ったこっちゃないわ」


プロフィール

性別女性
イメージカラー青、白
能力『憤怒』の魔女因子


概要

かつて400年以上も前に大罪を背負い、世界に災害をもたらしたという7人の女性、『魔女』。
そのうちでも『憤怒の魔女』として名を馳せた人物である。

ウェーブがかった金色の髪をした碧眼の美少女。
服装は短いスカートを始めとして動きやすそうな格好で、背丈は低いが出るとこは出てるなんとも肉感的な体型の健康的美人。
書籍版で紹介されたデザインでは袖部分に裂け目があり、パンチを繰り出すと風圧でめくれ、ハートの形に裏返るというデザインとなっている。

『憤怒の魔女』という一見すると物騒な肩書きを持ってこそいるが、実際に一般人に危害を加えたという経歴は一切と行っていいほど無い。
それどころか、彼女は「世界中から痛みと争いと傷をなくす」という善意に溢れた目的から世界を奔走し、人々を傷害から救うためにその人生を捧げてきたのである。

それ故に魔女達が闊歩していた当時、一般人からは魔女達の中でも最も無害と捉えられており、むしろ彼女に感謝していた者すらいたほどである。

しかし、そこは『魔女』。
本人にその気は全くなかったとはいえ、彼女の行いが世界に与えた影響を総合的に見ると、むしろ他の魔女よりも尋常じゃない規模の災害をもたらしていた可能性すらある人物である。
一般人目線では確かに最も無害とされていたが、国家のような全体を見通す組織に関係する人物達からは、魔女達の中で最も危険視され、敵対視されていた。


過去に『嫉妬の魔女』サテラに呑み込まれてしまっており、物語開始時点で既に故人。
現在では『強欲の魔女』エキドナによって魂を「蒐集」されており、エキドナの精神世界でのみ再現された存在としてスバルの前に現れる。

人物

素直な性格をしており、思ったことは隠さずに口に出す真っ直ぐな人物。
それ故か曲がったことも嫌いであり、優柔不断な態度や相手を騙くらかす様な態度に容赦なく物申す。

また、『憤怒』の名を冠している通り、感情的で怒りっぽい。
しかしその怒りの対象は「涙を強要する世界に、戦いをやめない人々に、いつか必ず終わる命の理不尽に」に対してのものであり、誰かが傷ついていることを「許せない」というもの。

争いが起こっていたり、傷つけあったりする場面に遭遇した時は怒号とともに現れ、無理くりにでも間に入って争いをやめさせ、そして後述の権能を用いて傷を癒そうとする。
そして争いを止めて傷を癒した後は、また癒しを必要とされる場へ駆けつけるべくどこかへ去っていく。

実際に劇中ではエキドナの精神世界内でスバルが怪我を負った際に逐一登場し、傷を治したと思いきや颯爽と去っていった(エキドナの精神世界ではエキドナに顕現を抑えられていた面もあるが)。

基本「許せない」という「怒り」に突き動かされているため、当人は負傷者に対して別に優しくしたりせず、つっけんどんにさばさばとした態度をとっている。むしろ不必要に傷を負った事に対して叱りつけることすらある。
また目に見えない傷、つまり心の傷といったものには頓着せず、そんな相手に遭遇したとしても親身になったりしない。
彼女にとって、実際に身体に関わるような傷以外とは関わってる暇などないからである。

とはいえ、争いを嫌う故か自分が相手を傷つける事に関しては考えただけで青ざめてしまう一面もあったりする。
文字通り虫も殺せない。

相手を傷つける言葉も使いたがらず「皆殺しにしてやる」というニュアンスで「皆癒しにしてやる」と発している。
また罵倒語に関しても疎いようであり口論になっても

「あっ、やっ! なに、バカ! もう、信じらんない! バカ! バッカ! バーカ! バカじゃないの! バカみたい! バカ! 本当に、バカ! バカで、えっとバカ!」

こんな調子。
また作中では「辻斬り」的な意味合いで「辻癒し」と称されている。

また、自分の信念にどこまでも真っ直ぐな人物だが、逆にいえば単純とも言える性格でもあり、その実自分に向けられる好意などにはとんでもなく弱い。
作者曰く「魔女の中で一番チョロいのはミネルヴァ」とされてしまうほどで、実際にスバルに感謝された時は「礼なんかいらない」と言っていたにも関わらず分かりやすく照れたり、400年前でも一般人に色々と騙されていいように扱われてしまっていたという。

スバル曰く「新感覚暴力ツンデレ系癒しロリ巨乳」。


破天荒な人物ではあるが、根本的な部分では裏表なく優しい人物であり、常に怒っていることを除けば他者の無事を心配していたりする一面もある。
そもそも他人が争いを起こすことや傷を負うことに対して怒るのも「どこまでも他人の痛みに共感できる性格」であるためであり、エキドナからも「魔女の中でもっとも、愛されるに足る魔女だった」と評されている。
また他人の痛みを癒すためなら自分の痛みすら二の次にしてしまう。



しかし、その素直で迷いのない彼女の性格が、彼女の死因に繋がる事になってしまう。

能力

魔女因子に適合しており、『憤怒』の権能を行使する。
ちなみに、同じ因子に適合した人物とは全く別の能力として表れている。

権能は攻撃した相手を「癒す」力。
400年前はこの力を使うことで世界中の戦場の負傷者たちを癒していた。

具体的に説明すると「ミネルヴァが生物に与えた行為はそれはどんな行いだろうと治療行為に代わる」というものであり、彼女が頭をぶん殴れば頭痛が治り、腰を殴れば腰痛が治り、連打をぶつければ全身の傷が治る。
また殴るだけにとどまらず、それが絞め技だろうが関節技だろうが頭突きだろうが噛みつきだろうがなんであれ、それは治療行為に転じる。

彼女の身体を伝ったものでも癒し効果があり、彼女がナイフを使って刺したとしても相手を癒し、マシンガンを使ったとしても猛烈な勢いで相手が治るだけである。
しかし例えば彼女が落とし穴を掘って相手が落ちたとすれば、それは普通にダメージとなる模様。掘らないが。

彼女自身の身体能力が非常に高いのもあり、殴った相手が物凄い勢いでぶっ飛んだり、地面に叩きつけた相手がクレーターができる程めり込んだりと側から見ればえらい絵面になるが、相手に痛みは全く感じられない。

この癒し能力は凄まじいものであり、例え体の一部が欠損するような大怪我や致命傷を負っていたとしても難なく直し、作中で誰も治すことができないとされる「死神の加護」すら打ち消し、治療してしまう。
(「死神の加護」…加護持ちの相手から付けられた傷は塞がることがなく、永遠に血を流し続ける)
ただし、病気や呪いのような傷と離れたものは治すことはできない。

この能力はオートで発動している。自分の意思で外せるかどうかは不明だが、彼女の性格的にどんな事があっても外すことはないだろう。


…一見万能とも言える能力だが、超常の力には多くの場合何らかの代償が必要なものだということを忘れてはいけない。魔女が自己中心的存在の究極系といっても過言ではないように。

彼女の力を発揮するための魔力に要する「マナ」は、世界の中枢である『オド・ラグナ』より引き出したものなのである。

「マナ」とはこの世界のどこにでも存在し、世界を構成する重要な要素であり、『オド・ラグナ』より生産されている。
この『オド・ラグナ』とは、そのマナを世界に与えている巨大なマナの集合体であり、世界の中核とも言える存在である。世界はこのマナが正しく供給されることで、環境が維持されている。

通常リゼロの世界に登場する魔法使い達は、この大気に漂うマナを魔力に変換し、魔法と呼ばれるものを行使している。
が、ミネルヴァは本来大気から得るはずのマナを直接『オド・ラグナ』からぶんどる事で能力を行使している。

こうすることによって供給されるべき場所へとマナが行き渡らない事象が発生、世界の構成要素であるマナが枯渇することによってその場所が崩壊。
その結果、災害と呼ぶことすら生ぬるい天変地異が発生する。

彼女は完全に善意で行動しており、全く世界に危害を加える気はなかったのだが、このような天災をもたらしていたために各地からは危険視されていた、というのが事の顛末である。
彼女が直接的に、殴って癒した人々の数は五桁を越えていたようであるが、彼女が間接的に引き起こした天変地異で、命を落とした数もまたそれに匹敵していたという。

エキドナによって再現された現在では、エキドナの持っているマナ分しか能力を行使できないため、若干自重している。(それでもケガ人がいれば何振り構わず癒すが)

尚、この説明は小説版では記述されておらず、単に省かれただけなのかそれともその設定が無くなったのかは定かではない。

ちなみに本人の身体能力は相当なものであり、前述したが腕力は殴ったら大地にクレーターができるレベルで、その健脚は一度走り出せば誰にも止められない速度であった。
かつて彼女に対しても討伐隊が編成され、幾度も彼女を狙ったそうだが、彼女は常に各地を駆け回っていたため討伐するどころか追いつけなかったそうである。





「愛されることなんて、望んでないわ。あたしが望むのは、争いがこの世界から消えてなくなるよう、苦しみ悲しみ泣き喚き、痛がる声を拳で撲滅すること。それ以外、あたしの走る道の前には必要ない。あたしの怒りが、あたしの憤怒が、この拳の癒しが――あたしの、全てだもの」








彼女の最期は「罠にかけられての狂死」だったという。

余談

サテラとは生前仲が良かったらしく、かつてサテラに呑まれてしまった過去があったにも関わらず、その行いを許しているどころか彼女には親身に接している。

  • 「アクニン」
作中で『傲慢の魔女』テュフォンと激突する場面があり、彼女の「裁き」を受け、腕を失ってしまうが、その際痛みを堪える描写があった。
テュフォンの能力は罪の意識があれば体の部位が欠損し、「アクニン」であれば痛みを感じる、というものであるが、「世界から争いをなくす」ために奔走したミネルヴァも、世間的に見れば「アクニン」だった、という事なのだろうか。

  • 彼女の最期
彼女は孤立したエルフの決死隊を救うために駆けつけたが、それは時の権力者による彼女をおびき寄せるための罠であり、彼女はそれによって死亡している。
エキドナは彼女に「もしもあの時の決死隊を見捨てていればどうなったか」とミネルヴァに振っていたが、彼女は「例え同じ結果となったとしても同じことをするだけ」と返しており、自身の人生に後悔はないようである。

関連タグ

Re:ゼロから始める異世界生活
魔女教 , 魔女 , ミネルヴァ , 憤怒 , ツンデレ
シリウス・ロマネコンティ

※第6章のネタバレを含みます!※




















































常に怒っている彼女だが、昔の彼女は常に泣いていた。
それも、世界の争いを止められない自身の無力さを呪って。昔から感情的で、人の痛みに敏感な性格だったようだ。

そして彼女はやがて泣いても無駄であることを悟り、争いを止められるような純粋な力を欲するようになったという。

ちなみに権能を得る以前の彼女は自分の力だけで争いを止めようとしていた模様。
単騎で戦争地帯に乱入し、争いを止めようとしていたらしい。どんな身体能力だ。

そのとんでもないパワーで悉くを抑え込んでいたようだが、暴力で暴力は止められないことを悟り、一度は人々に失望し、絶望するも、この時悲しみとは別の感情が膨れ上がった。

『憤怒』である。
彼女は泣きながら、涙を強要する世界に、戦いをやめない人々に、いつか必ず終わる命の理不尽に怒り狂っていることを自覚した。

恐らくこの時点で権能が覚醒。

癒しの力で争う人々に訴えかけることで、ようやく人々は過ちに気づき、彼女に感謝した。
そして彼女は次なる癒しを求める場所へ駆け、争いを鎮めていったのだった。



――『憤怒の魔女』は悲しみへの怒りを燃やし、ずっとずっと走り続けた。

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Re:ゼロから始める異世界生活 りぜろからはじめるいせかいせいかつ

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