概要
決して忘れてはならない、凶悪・猟奇・鬼畜事件の1つ。
金持ちのボンボンでイケメン、エロゲーに熱中していた男が、母親の死がショックで情緒不安定となり「ハーレムを作る」とボヤいて家出。その後、北海道に住み、志半ばで複数人の女性を監禁し、首輪をつけ、有名なセリフ「ご主人様と呼べ」と言い、「俺は病気だから捕まらない」と言葉巧みに自分の思うがままに暴行・凌辱した。後に警察に監禁・暴行・障害などの罪で懲役14年+執行猶予の取り消しにより懲役3年で合計懲役17年の実刑に処された。
なお、逮捕されたときに来ていた服は、某テニス漫画を連想させるようなジャージであった。
あまりにも凶悪かつ鬼畜で、なおかつエロゲーに関しても報道されたため、オタクバッシングや表現規制問題にも影響を及ぼした。
事件が及ぼした影響
『週刊少年チャンピオン』にて連載された漫画『ガキ警察』で、小刃椰王児(こばやし おうじ)という名の悪役で登場している。あだ名も「手錠の王子様」、「鋼の監禁術師」であり、その容貌も元ネタとなった主人公の錬金術師である(イヤ~!!)。さらに、その父親の名前も小刃椰王太郎(こばやし おうたろう) となっており、架空の議員(自威由民殊党)で、信条も「庶民に辛く、息子に甘く、金にはセコく」である。どちらにしても、物語のオチで断罪されたわけだが……。
埼玉県にも、まさかの出没
2016年、埼玉県朝霞市にて女子中学生を監禁して逮捕された男が報道された。上記の男とは違い、リア充で、家族も両親と妹、自身は高学歴高収入、加えて眼鏡をかければ真面目、外すとイケメンという、人間関係という環境では恵まれていた。しかし、イケメンと言っても目つきは鋭く凶暴そうであり、少女を監禁したことには変わりはなく、加えて女子高生アニメが好きという報道がなされたため、オタクバッシングを窺わせるような状況だった。そのためか、ネット上の一部でも「監禁王子」と呼称されている。
『good!アフタヌーン』(講談社)に連載された闇川コウの漫画『U12(アンダートゥエルブ)』にて、犯人の容姿が酷似したキャラクター・佐藤佑樹が登場する。設定上は、幼女たちの母親がニュース番組で「ロリコン王子」と騒がれていたほどの未成年者3人を含む5人を殺害した他、複数の誘拐・暴行罪を犯した死刑囚で、元ネタとなった犯人とは天と地ほどの差がある凶悪犯であり、加えて幼女から暴行を受けることを無上の悦びとするマゾヒストである。表面上では主人公を筆頭とする幼女たちを助ける役回りを演じていたが、正体がバレた後は変態性癖を露にし、自分を踏む・蹴るなどの暴行を加えるように強要するが、幼女たちの活躍により死亡する。