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『蛙の王女』のあらすじ
王様が、三人の王子に『好きな方向に矢を射て、そこにいた女性をお妃にするが良い』と命ずる。
長男の矢は貴族の娘の元に落ち、次男の矢は商人の娘の元に落ち、末っ子のイワンの矢は池にいたカエルの元に落ちてしまう。
カエルは王様に課された料理や裁縫などの課題をこなすが、ある日、三人の王子は王様にお妃様を連れてくるように命じられた。
実はカエルは悪い魔法使いにカエルにされたある国の王女・ワシリーサだった。
ワシリーサは人間の王女に化けて王様の元にやってくるものの、イワンは二度とカエルの姿に戻れないようにと、カエルの皮を燃やしてしまう。
実は、ワシリーサはカエルの姿にならないと召使いに助けてもらえない立場で、あと三日で呪いが解ける予定だった。
ワシリーサはカエルに戻るために、再び悪い魔法使いの元に向かい、囚われてしまう。
イワンは、森にいた老人(バーバ・ヤーガ)に「マリが転がる三十の国を超えた先に向かえ」と命じられ、悪い魔法使い(コシチェイ)の元に辿り着き、悪い魔法使いが呪文を唱えるより先に短剣を心臓に突き刺し、囚われたワシリーサを取り戻した。
かくして、イワン王子とワシリーサ王女はお城に戻って夫婦となり、幸せに暮らした。
※ロシア民話集は、どの話でも、デフォルトネームが、主人公=イワン、ヒロイン=ワシリーサ、狂言回し=バーバ・ヤーガ、悪役=コシチェイに設定されている。