南の魔法使い
南の国で生まれた、もしくは南の国に長く住むことで土地の気質が身に付いた魔法使いのこと。
南の魔法使いは朗らかでマイペース。人助けを好む心優しく温厚で親切な者が多い。個々の魔力は弱いものの、息の合った集団行動でそれを補うチームワークの良さを持つ。他者から悪意を向けられた経験があまりないため、人を疑うことをせず、努力さえすれば必ず分かり合えると信じている。
▼ 賢者の魔法使い
みなそれほど魔力は強くないものの、南の国で暮らしていた頃からルチルやミチルに魔法を教えていた知識豊富なフィガロが先生役を務めている。
南の授業/訓練は基礎的な魔法の練習と座学がメインの平和なものが多い。4人とも以前から家族同然の交友があったため他の国と比べても特に仲が良い。
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| フィガロ (Figaro) | ルチル (Rutile) |
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| CV:森川智之 | CV:土岐隼一 |
| 南の国の医者。知識が豊富で優しい性格だが、飄々としていて、どこか計り知れない雰囲気を持つ。社交的で顔が広く、国を問わず魔法使いにも知り合いが多い。 | ミチルの兄で学校の教師。優しくおっとりとした性格。 幼い頃に両親を亡くし、周囲の人々に助けられながら兄弟で暮らしてきた。魔法使いと人間が共生する未来を信じている。 |
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| レノックス (Lennox) | ミチル (Mitile) |
| CV:帆世雄一 | CV:村瀬歩 |
| 寡黙な羊飼いの青年。 一見近寄りがたい雰囲気だが、とても誠実で、フィガロや他の南の魔法使いたちからの信頼も厚い。魔法を使うよりも、素手で戦うほうが得意らしい。 | ルチルの弟。生意気なところもあるが、甘えん坊な末っ子気質。素直で正直で一生懸命な少年。強い魔法使いになるためフィガロのもとで修行中。中央の国のリケと仲がいい。 |
▼ その他の魔法使い
| チレッタ | 元々は北の魔女で、ルチルとミチルの母親。ミチルを産んで亡くなった。大魔女と謳われるほど強く、少なくとも1000年以上は生きていた。スノウやホワイト、オズ、ミスラとも知り合いで、陽気で奔放で派手な女性だったという。 |
|---|---|
| ステーシー | 開拓業を営む一団に所属している年若い魔女。身寄りのなくなったステーシーを育ててくれた一団のリーダー・ブルックを実の父親のように慕っている。臆病で自信がなさそうだったが、努力家な面もあり、箒の使い方にセンスがあると評された。 |
南の国
大陸の南に位置する。荒野と岩山が多い片田舎のような発展途上国。
力の弱い魔法使いと人間とがお互いを助け合って協力しながら開拓を進めており、他国と違って魔法使いと人間の間に隔たりがない。国の南部には手つかずの自然が残り、多くの動物や魔法生物が生息している。
南の人間は不便な暮らしを助けてくれる魔法使いを親しい隣人のように思っている。
▼ 地名
| 雲の街 | ルチルとミチルが共に暮らしていた街。開拓中の土地ということもあり荒野も多いが、穏やかな雰囲気のある田舎町。街の人々も気さくで優しく、魔法使いに対する差別が少ない。人と魔法使いが助け合いながら共生している。子供たちが集う学校や、フィガロの診療所も近くにある。 |
|---|---|
| 病の沼 | 広大な湿地帯で、様々な植物や動物が繁殖している。昔疫病が蔓延しこの名前が付けられたが、フィガロの手によって今は人も住めるように開拓された。水に恵まれる雨季には、「病の沼」という名前からは想像もできないほどおいしい果物が採れ、地上の楽園と呼ばれている。 |
| ティコ湖 | 遥か昔、隕石が落下した跡に雨水が溜まり、巨大な湖になった。鏡のように空模様を映す湖面の美しさで名高い。かつてこの地を訪れた詩人の「星の湖」という詩は、今でも国を超えて愛されている。ルチルとミチルの両親はこの地で出会い、恋に落ちた。 |
| レイタ山脈 | その雄大な景色は南の国でも有名。険しくも自然豊かな土地で、この地で暮らす人々は互いに協力しながら、家族ぐるみで手工業や牧畜などを行い、生計を立てている。レノックスは毎年春になるとこの山に登り、羊を放牧しながら夏を過ごしていた。 |
| 地下宮殿 | 南の国の南部、開拓の進んでいない場所で発見された古代文明の遺跡。人々に力を貸し与えた魔法使いの姿が描かれた壁画が遺されている。奥深くには獰猛な古代の魔法生物が封印されているため、近づくことはあまりお勧めされない。 |
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▼ 登場人物
