西の魔法使い
西の国で生まれた、もしくは西の国に長く住むことで土地の気質が身に付いた魔法使いのこと。
西の魔法使いは奔放で享楽的。魅力的で刺激的なことが好きで、それぞれの価値観を尊び、楽しい事・好きな事だけをして生きている自由人。重要な事でも飽きたら投げ出し、頼まれ事は気分次第で請け負うが、強制されることは好まない。
▼ 賢者の魔法使い
年齢や魔力量的にはムルとラスティカも先生役を務められるが、どちらもかなりイカれているため、2人と比べれば常識的なシャイロックが名ばかりだが先生役を務めている。
西の授業/訓練風景はお茶会や即興劇を交えた少し様子のおかしなものが多い。
シャイロック (Shylock) | ムル (Murr) |
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CV:立花慎之介 | CV:仲村水希 |
西の国で魔法使い専門の酒場を経営していた。マイペースな性格で独自の美的センスを持つ。同じ西の魔法使いのムルとは友人だが、飼い主と飼い猫のような関係に近い。 | 昔は知恵者と呼ばれるほどの天才学者だったが、ある事件をきっかけに魂が砕け散り、トリッキーな猫のような性格になっている。〈大いなる厄災〉に特別な感情を抱いている。 |
クロエ (Chloe) | ラスティカ (Rustica) |
CV:天﨑滉平 | CV:三浦勝之 |
明るく社交的な性格。しっかり者だが落ち込みやすく、たまに自信を失ってしまうことも。仕立て屋を目指しながら、魔法の師匠であるラスティカと旅をしている。 | のんびり屋だが、上品で紳士的な性格。弟子のクロエと世界中を巡り、自分のいなくなった花嫁を探している。生活能力が低く、クロエに世話を焼かれていることが多い。 |
▼ その他の魔法使い
家無し魔女 | 泡の街に住んでいた魔女。名前不明。幼くして親に捨てられ路上で暮らしていたが、貴族に買われて宴会で見世物にされていた。ラスティカとクロエの助力の結果、楽団付きの歌手になったと思われる。 |
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サロネーゼ | お菓子の魔女と呼ばれるお婆さん。シャイロックの友人。西の国の海岸沿いに城を構えており、彼女が作った不思議で美味しいお菓子を求めて大陸中から魔法使いたちが訪れる。 |
ルル | ボルダ島のビーチで出会った、日に焼けた肌と燃えるような瞳が印象的な美しい魔女。どこか寂し気な雰囲気を漂わせている。 |
オヴィシウス | 魔獣を操ることに長けた闇の人形遣い。月と薔薇と古城とターリアが好きだったが、ターリアがムルに執心し騙されていばらの城に成り果てたことが許せず、城に火を放ち殺してしまった。彼女との関係をやり直すため、ターリアの復活とムルへの復讐を目論む。 |
ターリア | いばらの呪いにかけられた人嫌いな魔女。ムルの友人。オヴィシウスのことが好きだったが、自分に自信がなく、彼に愛されるために「月の上に建ついばらの古城」になることを夢見てその身を城に変えてしまった。 |
西の国
大陸の西に位置する。魔法科学技術によって富が集まる先進国。
都心は王族や貴族などの富裕層が所有する邸宅や、それらを顧客とした高級店が軒を連ね、郊外には魔法科学装置を生産する工場が並び立つ。その裏では貧民街が形成されており治安の悪化が著しい。
西の国では魔法使いに信用がなく、より確実性のある魔法科学が尊ばれており、魔法使いは時代遅れだと言われている。
▼ 地名・建造物
天空離宮 | 豊かの街にある、西の王家の血を引くアントニオの所有する離宮。建物もさることながら、ひとつひとつの調度品をとってもひと財産築けそうなほど豪華。広間でのパーティーやカジノルームでの賭け事が夜毎に楽しまれている。 |
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白昼夢の城 | かつて中央と西が戦争を起こした後、和平の際に無礼講の仮面舞踏会が開かれた城。和平に尽力した城主へ中央の将軍から仮面が贈られたようで、現在も丁重に保管されている。 |
お菓子の魔女の城 | お菓子の魔女・サロネーゼが住まう海岸沿いに建てられた城。サロネーゼの作った不思議で美味しいお菓子が日夜振る舞われており、大陸中から魔法使いたちが訪れる。 |
未開の天文台 | 学者時代のムルが〈大いなる厄災〉を見るために作り、研究に明け暮れながら入り浸っていたという天文台。施設内は学術書や数式が書かれた紙が散らばっている。街から離れた断崖の拓けた土地に建っているため、人工的な灯りはほとんど届かない。建設当初からある大きな望遠鏡からは満点の星空を堪能できる。 |
豊かの街 | 西の国の首都。ラスティカが旅の間によく立ち寄っていた街で、クロエも何度か訪れたことがあるらしい。住民には王族や貴族が多く、貴族文化が発達しており、国の文化の発信地である。豊穣の広場にある女神像には、「女神像の足に触れて、願い事を思い浮かべると叶う」という伝説がある。 |
神酒の歓楽街 | 海辺の高級リゾート街。様々な高級店が軒を連ねている。 |
ベネットの酒場 | シャイロックが営む魔法使いの酒場。神酒の歓楽街で古くから営業を続けている。大陸中の魔法使いが集まる社交場として愛され、スノウとホワイトやフィガロ、レノックス、ミスラ、大魔女チレッタなど、魔法舎ゆかりの魔法使いたちも訪れたことがある。ムルは昔からの常連。 |
泡の街 | クロエが育った街。治安はあまり良いとは言えず、夜に一人で出歩くのは危険とされている貧民街。ここで暮らす子供達は賢く、用心深い。大人を信用しておらず、油断していると硬貨を騙し取られることもある。クロエにとってあまりいい思い出のない場所のようだが、ラスティカとの出会いの地でもある。 |
ボルダ島 | 人間が所有する島だが、年に一度魔法使いたちが強行してサマーバザールを開いている。その歴史は古く、元は島を支配した強大な北の魔法使いに服従を示すために魔法使いたちが貢ぎ物を持って集まったのが始まりだとか。大陸では珍しい遊泳可能な美しいビーチがあり、リゾートとしても賑わっている。 |
ラングレヌス島 | 国の主導で魔法科学を利用した兵器の開発が盛んに行われている島。軍事機密の宝庫であるため、厳重な警備で護られている。 |
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