商品や各種チケットを(大抵の場合)自分で買った上で、それをまた第三者に売る(=転売)ことで生じる差額を自らの利益とする者。
(大抵の場合)と書いたのは、中には本来は無料で配布されたものに勝手に価格を設定して第三者に転売したり、悪質なものになると盗んだものを転売する犯罪者もいるため。ひどい場合、転売屋によって買い占められ、通常の店舗では入手できない事にもなってしまう。
とりわけ、後者は万引きした書籍をフリマアプリですぐに転売するといった小悪党から、盗んだ自動車を足が付きにくい海外へ輸出して転売する組織ぐるみの犯罪者集団まで様々なケースがあるとされている。
このように、「転売屋=悪質」というイメージが先行しやすいためか、基本的に「転売屋」というと蔑称のニュアンスを多分に含んでいる印象はどうしても否めず、完全な蔑称として「転売厨」という言葉も存在している。