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概要

キリスト教を広めるために作られた布教用HANOI。

布教用でありながら神の存在に疑問を持ち、独自の調査で「神はいない」と判断したことから思考に問題アリとされ、TOWERに招集された。

ストレス値は他のHANOIと比べて最も低く、自分の役割についてそんなに大きな不満を持っているわけではない。

教会にいる司教とも仲良くやっており、司教もアダムスのことを大事に思っている模様。

どんなときも明るく気ままで、TOWERでは一番ノリノリで塔を攻略している。

また、辛いものが大好きで、他の誰も食べられないような激辛スナックを愛食している。

過去(ネタバレ注意)

「夜の木」でわかる彼の過去について。

理由もなく神の存在を疑っていたわけではない。

彼はあるときから、熱心に教会に祈りにくる夫婦と仲が良くなり、妻が子供を身籠ったことを知った際は大いに喜んだ。

…しかし、その知らせを受けた3日後、その2人が住む家に雷が落ち、家も夫婦も、何もかもが燃えてなくなったと知った。

彼は悲しんだ。

なぜ神様は、熱心に信仰していたあの2人を助けなかったのだろう。

…神様なんて、本当はいないんじゃないか?

ちなみに、ゲーム内で彼が使う攻撃技は、皮肉にも全てである。

エンディング1では(ネタバレ注意)

TOWER崩壊後、親密度イベントで話していた通り、「HANOI教」の教祖となり、多くの迷えるHANOI達を救う活動をしている。

同じくHANOIを保護する施設を設立したコーラルとは仲も良く、協力関係にある。

ちなみに、エンディング時すでに司教は亡くなっている。

エンディング2では(ネタバレ注意)

アダムス戦にて、コーラルを止めることができれば廃棄を免れる(監察官が監察を放棄したHANOIは廃棄される)と聞いた彼は、「司教のためにも死ぬわけにはいかない」と奮起し、戦うことを決意する。

コーラルに対する想いは無いように見えるが、親密度Cの追加テキストでは「そんなに悩んでいたのに、なぜ相談してくれなかったのか」と思いやる気持ちも垣間見える。

また、戦闘中、監察官の業務放棄により廃棄されたHANOIの雇用主には代替機が送られることについて、

「僕は僕しかいない。代わりなんていないはずなのに」

とプレイヤーに精神的ダメージを与えてくる。

そして死ぬ間際、司教に謝罪の言葉を告げながら消えていくことになる…

「残念だけど……

 もう、教会には、帰れそうにないや……

…… ごめんね……」

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