「マトリョーシカ」(matryoshka)とは、ロシアでつくられている木製の人形。
マトリョーシカは、胴体の真ん中で2つに分割できるように作られており、その中には、一回り小さな人形が入っている。そして、その中にはまた、さらに一回り小さな人形が入っている。
そのような構造のため、マトリョーシカには手はなく、胴体や細い頭部からなる筒状の形をしている。
1900年のパリ万国博覧会で銅メダルを獲得したのをきっかけに、マトリョーシカはロシアの民芸品として広く知られるようになり、伝統的な女性像が描かれているもののほか、大統領などの有名人、動物、カエルなど、ロシア各地で様々なデザインのものがつくられるようになった。
最近では、マトリョーシカの絵付けを楽しみたいという方のために、無地のものも販売されている。