概要
赤外線など肉眼で見えない光線を照射することによって、暗闇で相手に察知されずに観察することが出来る装置・・・が始まり。
軍事面では、このナイトビジョンが普及したため、自分の持つナイトビジョンの照射光が、相手のナイトビジョンに映ってしまい、本来の利点を失ってしまった。
このため現在では夜間でもわずかにある光を増幅して視認したり、熱源からの遠赤外線を拾い映像化する暗視装置が考案され使われている。
最近では熱赤外線映像と増幅管の映像を重ねて表示するものも登場している。
銃火器や頭部に装着して使用するほか、車両や航空機などに搭載もされている。
頭部に装着している際にはアイアンサイトや光学サイトは覗き込めないため、銃に搭載した赤外線レーザーによる照準を行うことが多い。
安価な玩具や民生用途では安価であり故障も少なく、扱いが簡便なCCDやCMOSといったイメージセンサを使用しているものが多い。
当然ながら増幅管を用いたものより性能は劣るが、研究段階のものでは軍用に劣るとはいえわずかな光でも像を映し出せるものなども登場している。