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ランベオサウルスの編集履歴

2014-03-16 10:56:38 バージョン

ランベオサウルス

らんべおさうるす

白亜紀後期の北米大陸に生息した大型の鳥脚類である。

発見と命名

ランベオサウルスの最初の化石は1923年にカナダを代表する古生物学者ローレンス・ランベによって発見されたが、ランベはこの化石を新種のものだと思わなかったので、既に命名されていたステファノサウルスとして記載した。その後新種と判明し、1923年に古生物学者ウィリアム・パークによって発見者のランベに敬意を表して「ランベオサウルス・ランベイ」と命名された。

現在のところ、ランベオサウルス属は2種が確認されている。一般によく描かれる模式種L.ランベイと、「斧型」のとさかをもつL.マグニクリスタトゥスである。最近になって、一度L.ランベイに統合されたL.クラヴィニティアリスを復活させる動きが出ている。

かつて「全長15mのランベオサウルス」と言われていたメキシコのバハ・カリフォルニア産のL.ラティカウドゥスはマグナパウリア・ラティカウドゥスとして再記載された。(さらに、全長も12.5mに下方修正された)

化石はカナダのアルバータ州およびアメリカのモンタナ州で発見されている。


生態

ランベオサウルスはランベオサウルス亜科のハドロサウルス類の代表的な種類で、同時代の同じ地域に生息したコリトサウルスパラサウロロフスに近縁である。

全長は10mほどとされ、ハドロサウルス類では比較的大型である。


頭骨から伸びたトサカが特徴の種類であるが、ランベオサウルスのトサカはとりわけ奇妙なものだった。斧が頭に埋め込まれたような形のトサカは頑丈で前方に向って尖っており、中空で鼻の穴につながっていた。トサカの内部にあった隙間からは音を出すことができ、仲間とその音を通じてコミュニケーションをとったと考えられている。頭部の骨構造に関しては、全体的に小ぶりであったり、もしくは後部の骨の突起がなかったりと、個体間でやや差がある。かつてはこれを元に個々に別の種であると考える研究者もいた。しかし現在ではもっぱら性別、あるいは成長段階の違いによるものだとされている。(層序学的な研究の進展で、一部の種類は再び独立する可能性は残っている)

皮膚の印象化石からは、腹を除く一定の箇所に多角形の突起をもつ、薄い皮膚であったことがわかっている。

足跡化石からは群れを作り四足歩行で移動していたことがわかっている。速度はかなり速く、ゴルゴサウルスなどの肉食恐竜に襲われても走って逃げる事ができただろう。


関連タグ

恐竜 鳥脚類 パラサウロロフス

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