概要
最強の大悪魔型(ADV)型メダロット。初出はメダロット4。
漫画、アニメ、ゲームなど各種メディアに於いてラスボスあるいはそれに準ずる扱いを受けるキャラクターでもあり、アニメメダロット魂ではデスメダロットに分類される。
頭部の大きさに反してボディが小さく、また腕が大きいアンバランスなデザインから、宇宙人あるいは胎児を思わせる外見を成す。
ゲームに於いてはオロチがかつて師事していたヘベレケ博士と共同で開発したメダロットという立場にあり、オロチの息子、ミズチのパートナーメダロットのメダルが組み込まれている。
イッキとの対決で敗北したオロチが最後の切り札として起動させるが暴走する。
グレインの暴走に対するセーフティとして並行開発されていた大天使(AAG)型メダロット「パーティクル」が存在しており、イッキは自身のパートナーメダロットのメダルをパーティクルにはめ、これに立ち向かった。
漫画版では通常のメダロットのそれよりも遥かに巨大な機体として登場。
メダロット社が月から持ち帰った「月のマザー」のメダルを、かつてメダロット博士が学生時代に作り上げた試作型メダロット(通称復元体)をベースにメダロット社が改修した物へと組み込み完成したもの。
アンバランスな外見を持ち、二階建て住宅並みのサイズを持ちながらも二足歩行を可能としているが、これは頭部にガスが詰まっている為であり、これによって機体を浮遊させる事も可能としている。
メダロット社と自衛隊によって管理された人工島「N島」に於いて実験が行われるも暴走し、「メダロットを休眠させようとする地球のマザーを抑えこむ」という人間達の目的を無視し、マザー本来の使命である「目覚め増えろ」を遂行するべく、その目的の妨げとなるであろう地球のマザーが生み出したレアメダルであるメタビーを抹殺するべく、イッキ達の前に立ちふさがった。
イッキとメタビーとは戦闘ではなく対話・口論とも言える方法で接戦を繰り広げており、「相成れないものを排除するのは生物として当然のこと」というマザー側の持論に対して、イッキ達は「直接お互いが関わりあう必要はない、仲良くやっていける」と反論するが、その矢先に政府の行ったミサイル攻撃により、マザーの言う事も正しいという事を皮肉にも人間自身の手で証明する結果となってしまった。
アニメ「メダロット魂」ではコクリュウのブラックビートルのメダルを組み込んだ最強のデスメダロットとして登場。
組み込まれたメダルは否応無しに機体の持つ破壊衝動に蝕まれる事になる。
漫画版等と比較して小型だが、メダフォースをはじめとしたメダロットの必殺技をいずれも無力化するだけの能力を有する。
デスメダロット社におけるイッキ達との最終決戦では発電設備の放つ高圧電流に放り込まれても辛うじて生き残っていたが、崩壊するデスメダロット社に取り残されたコクリュウの前に姿を現し、ブラックビートルとしての自我を取り戻して落ちてくる瓦礫から身を挺してコクリュウを庇った。
その後メダルは救出され、再びブラックビートルに戻された。