解説
洋弓と違い、歩兵使用・騎乗使用共に対応する長弓として開発されており、邪魔にならずに、且つ威力の低下が起こらぬように、上下非対称という他に類を見ない形状が最大の特徴。
そのサイズも世界中の長弓の中で最大級を誇る。
特に馬上からこれほどの大きさの弓を引く民族は、世界広しと云えど日本人ぐらいだとか。
また木・竹・革等の複合弓でも有り、威力・射程距離・命中精度共に他に類を見ない水準を誇っている。
但し、その特殊な形状から使用方法までも特異なものが有り、他の弓と比べ特殊な技術と熟練を要する。要領を得るまでは弓を引くだけでも腕力だけでは一苦労するだろう(逆に要領を得ると易々と引けてしまう)。
またその「要領」でいくつかの問題点はクリアできるものの、長弓の最大の弱点である射撃に必要なストロークの長さは変えられず、短弓に対して一射ごとにかかる時間が長い。
昨今に於いて競技・スポーツ化した状況下に有るが、その上でも他の弓競技と比べ非常に特殊な位置にあり、様式や射形・歩く姿等の美しさまで採点基準となる特異さは、和弓を用いた弓道のみである。
描く人は多いが、細かい点が多いため実は結構難しい。いろいろな方が作画資料をアップしているので、興味がある方は一度目を通してみるのがいいだろう。
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外部リンク
・和弓 - Wikipedia