概要
『ディディーコングレーシング』で初登場。
当初は見た目通りのかわいい冒険好きのキャラクターだった。
あまりの冒険好きに、ガールフレンドであるベリーを置いてけぼりにしてむくれさせてしまうほど。
…しかし、後の初主役作品となる『Conker's Bad Fur Day』で再登場した時、彼の性格は豹変していた。
両親には「真っ当な人生を歩むなら、酒や現金に溺れるな、公共の場所で立ち小便をするな、悪態をつくな」と言われていたが、聞き分けは悪く、金に意地汚く酒に溺れ放送禁止用語を連発し人前で惜しげもなく小便を撒き散らすという正反対の性格に。
飲み会の帰りが遅くなり、彼女であるベリーはご立腹だったが、
彼の口から出た言葉は「戦争の壮行会」という、ドッキリでもあり得ないクラスの言い訳。
しこたま呑んだくれた後にゲームが始まるが、当然オープニングでゲロをぶちまけ、酒に酔っ払って道に迷ったところから二日酔い状態でスタート。
道中のイベントもメチャクチャで、おっぱいをジャンプ台にし(踏まれた女性もかなり喜んでいた)、ウンコ製造のために雄牛を利用して雌牛を何頭も殺害。
更に巨大なウンコの怪物(ウンチ大王)が投げてくるウンコに対してトイレットペーパーで応戦するという、世界中のゲームを探しても片手で数えるほどしか見つからない超展開。
コンカーのことをママと呼んで懐いてくれた恐竜の赤ん坊を容赦なく生贄にし生きたままプレス、自分はティラノサウルスを操って原始人たちを一方的に虐殺。
先祖も先祖で、アンデッドになっており吸血鬼と化していたが、持っている遺産目当てに館に踏み込むことになる。
しかし、パロディーシーン満載の戦争イベントは、壮行会という言い訳が嘘から出た誠になってしまうという皮肉であると同時に、戦争の本質をズバリ突く社会風刺になっているのも特徴。
と、そんなシリアスなシーンにちょっぴり感動していると、最後は銀行強盗を実行するといった暴虐ぶりを発揮する。
挙句の果てに、世界の王様として支配者の頂点に立ってしまう。
しかしその結末は、「上げて落とす」の究みとも言える衝撃のバッドエンディング。
時間を停止させる大活躍、プログラマーをも巻き込んでのシナリオ書き換え。
だが、それでも覆ることのない現実。
まさに「鬱クラッシャーズキラー」。
全てを手に入れた引き換えに、一番大切なものを失った彼の末路は、あまりにも哀しすぎた。
関連タグ
表記ゆれ
登場作品
- ディディーコングレーシング
- Conker's Bad Fur Day
- コンカー: Live and Reloaded