概要
『ザ・ビッグ』と呼ばれるメガデウスの一種。
ビッグオーが『黒いメガデウス』と呼ばれるのに対し、こちらは『赤いメガデウス』と呼ばれる。
ビッグオー同様、ビッグデュオ自身が認めた『メガデウス・ドゥミナス』と呼ばれる者でなければパイロットにはなれない。
作中でのビッグデュオのドゥミナスはシュバルツ・バルト。
陸戦を得意とするビッグオーに対し、本機は空中戦を得意としている。
性能
飛行形態への変形が可能であり、飛行形態での姿は旧ドイツ軍の戦闘機メッサーシュミットを彷彿とさせるデザインをしている。
両腕がジェットエンジンとなっている他、指は飛行形態時にはプロペラの役割を果たす。
単純な水平飛行から、直立した状態での垂直離着陸・上昇下降など、変幻自在の機動力を誇り、その進化は空中戦でこそ活かされる。
実弾兵器を中心とした豊富な武装によって高い火力を誇り、単純なパワーもビッグオーと互角である。
主な戦術は空中からの機動力を活かした一撃離脱戦法であり、強力な武装による爆撃や強襲なども得意としている。
しかし、地上戦においてもビッグオーと同等のパワーを活かした格闘戦能力は十分に脅威であり、ジェットエンジンの噴射と同期してパンチの威力を強化することも可能。
武装
- アークライン
他のザ・ビッグにも搭載されている共通武装。目から白いレーザーを照射する。
- 両腕
ビッグオー同様、ビッグデュオにとってもその両腕は強力な格闘武器となる。単純なパンチの他、ジェットエンジンの噴射によって威力を強化出来る。また、飛行形態時は高速回転するプロペラがカッターのように相手を切り裂く武装にもなり、その切れ味はビッグオーの装甲に切り傷を作るほど。また、機銃も内蔵しているが、作中では使っていない。
- ガトリングミサイル
胸部の砲口からミサイルを高速連射する。メガデウスの装甲に対してはいささか威力不足であり、主に牽制程度の役割。
- メガトンミサイル
膝から発射する大型ミサイル。ビッグデュオにとっては切り札的武装であり、その破壊力と攻撃範囲は着弾地点に巨大なクレーターが形成されるほど凄まじい。
- 煙幕
『マミー』の状態から正体が暴かれた際、撤退する時に使用。逃走用の煙幕。
バリエーション
マミー
登場して当初、ビッグデュオはシュバルツ本人同様に全身が包帯で巻かれてミイラのような外観になっており、その全容を窺い知ることは出来なかった。
飛行などは可能だが、性能を完全に発揮出来るかは不明。
ビッグオーによって包帯が焼かれ、真の姿を晒されてしまった。
ビッグデュオ・インフェルノ
ビッグオーとの死闘に敗れ大破したビッグデュオの残骸をパラダイム社が回収、修理すると共に強化したもの。
指が鋭利なナイフエッジになっている他、アークラインの強化型であるアルテマス・アークラインを装備。
反面、メガトンミサイルが取り外されたため火力は低下しているが、格闘戦能力と機動性は原型を上回っている。
シュバルツ・バルトではなく、アラン・ゲイブリエルがパイロットとなっている。
しかし、アランは正規のドゥミナスではないためにそのままでは動かせなかったため、幾つものコードで身体をコクピットと接続、正しくビッグデュオ・インフェルノと『一体化』するような強引な手段で無理やり動かしていた。