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帝國スタアの編集履歴

2015-08-13 01:15:42 バージョン

帝國スタア

ていこくすたあ

女性向けコンテンツ制作会社Rejetから発売されたシチュエーションCDシリーズ。全5枚。続編として帝國スタアキネマトグラフが発売されている。

概要

 正式名称は「大正偶像浪漫 帝國スタア」並びに「大正偶像浪漫 帝國スタア キネマトグラフ」。通称「帝スタ」。続編との区別をつけるために第一期のことを「無印」、続編を「キネマト」と称することもある。イラストは黒裄氏が手掛ける。


物語

帝國スタア

 舞台は一九二二年、大正時代。第一次世界大戦後。新興国である「帝國」は、かつてない繁栄を迎えていた。だが、その繁栄の裏には、戦後の歪んだ闇が広がっている。そんな時代、帝國の婦人たちが集うオアシスがあった。美しい偶像(あいどる)たちが集い、踊り、舞う歌劇団「帝國スタア」。彼らは日本中の婦人たちから、絶大な人気を誇っていた。

主人公は、平民の女学生。彼女はある日、突然、大帝國劇場のオーナーとなる。そこに居たのは、様々な傷痕(とらうま)を持った一癖も二癖もある帝國スタア達。名ばかりのオーナーは、下女としての冷たい仕打ちを受けることになる。自由恋愛すら認められない時代。彼らの道徳(もらる)を逸脱した、奔放な行動に振り回される主人公。

帝国スタアと主人公の迎える運命とは――――。


大正時代を題材に語られる甘く狂った、妖艶なシチュエーションCD

(公式サイトより)



帝國スタア キネマトグラフ

 一九二三年九月一日。華やかなる帝都を襲った未曾有の大震災。未だ傷痕の深い帝都にあって、いち早く再建を成し遂げた存在があった。

物語の舞台となるのは大帝國劇場。美しい家族の偶像(あいどる)たちが集い、踊り、舞う歌劇団「帝國スタア」が本拠地。そこは帝都復興の象徴として、人々の注目を集めていた。

しかし劇場再建のその影には、身分差を超えて結ばれた、ある二人の男女の物語があった。

大正の終わり、愛し合ったふたりの記憶(キネマトグラフ)。


震災後の帝都、激動の時代に結ばれた、『彼』と貴女との甘い物語

(公式サイトより)


ちなみに連動特典CD(無印タワーレコード版)はネタに特化しておりカッコいいスタアは見られないので要注意である。




登場人物


聖四朗さん

聖四朗(cv:櫻井孝宏

 大帝國劇場の壱番星。英国人との混血で、頭がよく語学堪能。自分に絶対的な自身があり、舞台では人を惹き付けるカリスマ。品が良く王子のようだが、実際は裏表が激しい。姑のような苛めをしてくることに定評がある。刹那的な振る舞いや危険な行動が多く、世間をシニカルに見ている傾向がある。元は陸軍幼年学校に在籍していたが、英国人との混血であることを理由に迫害を受け、それによる左目の視力の悪化で退学した。左目は迫害により変色しており、そのために後天性のオッドアイである。自身はそれを気にしており、それ故左目を髪で隠している。震災後は劇場復興の指揮をとり、いち早く大帝國劇場の再建を果たす。ちなみに薬が嫌いで飲まない。ラムネの人。


(cv:野島健児

 大帝國劇場の弐番星。父の代に経済的成功をおさめそれによって華族の地位を手に入れた、いわゆる「成り上がり」の新華族の出で大金持ち。女性であれば相手は選ばないほどの女誑しで、帝國スタアをしているのも婦人がよってくるため。その実は、激しい女性不信で女性を道具としか思っていない。甘いものが苦手であり、さらに風邪薬は人間の飲むものではないと思っている。セルロイド製品も嫌いであり、見つけると壊しにかかる。ちなみに「押し倒して口説くのは僕の専売特許」と自称している。目を舐めると楽しくなると言っているためかなりレベルの高い変態である。


参邇(CV:梶裕貴

 大帝國劇場の参番星。年齢、性別不詳の美しさを持った、女形担当。外見とは違い、女性を毛嫌いしている。「娼年(春を売る少年)」として、働くことを強制されてきたため、極度の人間不信に陥っており、内面は激しい渇望を抱えている。それ故に作中で行われる行為のえげつなさは他のスタアの比ではない。ちなみに作中に登場する全ての元凶は萬里小路様であり、マリクおじさまではない。元は孤児であったために他のスタアより平民事情に精通している節が見られる。勲とはかなりレベルの低い喧嘩を行う。


不二(cv:木村良平

 大帝國劇場の四番星。父親は多大な功績を遺した帝國軍人である。行き過ぎた軍事家系の教育で調教されてきたために感情の起伏が少なく、命令通りに動く機械の様な性格をしている。だが、執着を見出したものへは執拗なまでに心を傾ける。バルビタールという怪しげな睡眠薬を持ち歩いていた。特典CDではボケもツッコミも行う大変稀有な人材である。


無題

(cv:近藤隆

 大帝國劇場の五番星の看板スタア。主人公の幼馴染。大名華族出身で、学習院に通う文学青年。感情が豊かで優しいが常に気だるげで、退廃的なデカダンスに傾倒している。文学的な滅びの美や終焉を好み、それゆえの秘めた狂気が根底にある。ちなみにマジキチ度NO1。作中での漬物石とは怜のことを指す。とにかく主人公と死にたいらしい。


キネマトグラフからの追加人物


沖人(cv:鳥海浩輔

 幻の零番星。天才的センスの持ち主だが、そのせいか他人に冷たく、自分より優れた人物などいないと思っている節がある。人に指図を受けることを極端に嫌う。実は妾の子であるが、父とその正妻との間に子供が生まれなかった都合から、表向きには「正妻との間の子供」ということになっていた。彼が「帝國スタア」として舞台の上に立ったのは、記念すべき帝國スタア初回公演のときのみである。彼の演技は人々を魅了したが、妾腹であることが発覚しそのスキャンダルから退団した。その時点では「○番星」という呼称自体が存在しておらず、故に一部のファンの間では「幻の零番星」として語られる。



モデルとなった場所など

作中での呼称モデル追記
大帝國劇場帝国劇場近くにある日比谷公園も作中に登場する
「今日は劇場、明日はデパアト」「今日は帝劇、明日は三越」CDの導入部分にて語られる言葉
皇居外苑関東大震災の折、参邇とオーナーが避難した場所
鹿鳴館鹿鳴館聖四朗編でオーナーが同伴者も連れずにパーティに来た場所
浅草寺浅草寺キネマト勲編の冒頭部分でのデート場所
陸軍士官学校市ヶ谷記念館聖四朗が旧陸軍士官学校時代に通っていた場所
デパアト三越日本橋店キネマト聖四朗編でオーナーがドレスを買いに来た場所
午砲台キネマト不二編で登場

関連タグ

Rejet 帝スタ

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