概要
「伝説の勇者の伝説」「いつか天魔の黒ウサギ」などで知られる鏡貴也が手掛ける、人間と吸血鬼の戦いを描くダークファンタジー作品。
漫画はジャンプSQで連載されており、コンテ構成を降矢大輔、作画を山本ヤマトが担当している。
講談社ラノベ文庫より漫画原作者の鏡による小説も刊行されており、漫画版作画の山本ヤマトがイラストを担当している。
作品内における時系列としては、小説で描かれる世界は漫画で描かれる世界の8年前で、人間社会滅亡直前という設定となっている。小説における主人公は15歳の一瀬グレンであり、漫画における主人公は百夜優一郎、一瀬グレンは24歳に成長した形で描写される。
2015年に漫画版をベースとしてアニメ化。アニメーション制作はWIT_STUDIOが担当。監督を徳土大介(「進撃の巨人」コンテ演出)、副監督を肥塚正史(「進撃の巨人」助監督)、シリーズ構成を瀬古浩司(「進撃の巨人」脚本を担当)、キャラクターデザインを門脇聡(「進撃の巨人」作画総監督)が手掛ける。
放送時期は分割2クール方式で2015年4月と2015年10月で分ける予定。
放送局はTOKYOMXおよびBS11、毎日放送、テレビ愛知。CSでもAT-X、テレ朝チャンネル1で放送される。
ストーリー
小説版
人間世界滅亡前の最後の春。呪術組織「帝ノ月」の宗家である一瀬家の次期当主候補一瀬グレンは、反目しあう呪術組織「帝ノ鬼」が牛耳る呪術師養成学校、第一渋谷高校に入学する。周囲はほぼ全て帝ノ鬼に組する敵という環境の中で己の実力を隠し、生徒や教師からの過酷な扱いに耐えるグレンであったが、帝ノ鬼の幹部クラスの子息である十条美十・五士典人、さらにはグレンがかつて幼い恋をした柊家の次期当主候補・柊真昼の許婚・柊深夜らはグレンに対し関心を持つ。
これから何が人間世界に起きていくのか、その兆しを知るものはまだごくわずかであった。
漫画版
突然発生したウイルスにより大人達が死に絶え、人間社会が崩壊してから4年。残された子供たちは吸血鬼達が住む地下都市に囚われ、血液を提供する代わりに生かされるという家畜同然の生活を送っていた。その中の一人、百夜優一郎は、「家族」である百夜ミカエラ達と共に地下からの脱出を図るが、脱出計画に気付いた吸血鬼達の手にかかりミカエラ達は死亡、優一郎はただ一人地上へと帰還する。
それから4年後、優一郎は吸血鬼への強い憎しみを胸に、帝鬼軍の門を叩く。
登場人物
※CVはアニメ / VOMICの順。単独表記はアニメ版を指す。
本作の主人公。地下都市脱出の際に殺された家族の敵討ちの為に日本帝鬼軍に入隊する。
脱出の際に吸血鬼に殺害され、死亡したと思われていたが、吸血鬼として生存していた。
本作のヒロイン。グレンの部下で、優一郎の監視を務めている。
優一郎の友人でチームメイト。気弱だが心優しい少年。吸血鬼に姉を殺された過去を持つ。
優一郎のチームメイト。「黙示録のウイルス」にかかった妹の治療をするため、軍での出世を目指す。
優一郎のチームメイト。13歳の時から吸血鬼殲滅部隊にいるエリートだが、自信過剰でシノアをかなりライバル視している。帝ノ鬼の幹部である三宮家の出身。
日本帝鬼軍
吸血鬼殲滅部隊「月鬼ノ組」を率いる、日本帝鬼軍の中佐。かつて一部隊で新宿を奪還した英雄。地下都市より脱出したばかりの優一郎を保護し、日本帝鬼軍へと導いた。小説版では主人公を務める。優一郎を実験台にしており、何かを企んでいる描写有り。
日本帝鬼軍の少将。グレンとは高校時代からの付き合いで何かと危なっかしい彼を度々フォローしている。柊家の養子。
日本帝鬼軍の元帥。対立する一瀬家の人間であるグレンに対して排他的な態度を見せる。
シノア達、柊の名を持つ人物の実父。
日本帝鬼軍の少将。天利同様グレンを毛嫌いしている。
日本帝鬼軍の中将。天利に隠れて何かを企んでいる。
一瀬家の従者。階級は少尉。月鬼ノ組の研修教室の試験官を務める。
グレンに好意を寄せている。
日本帝鬼軍軍曹。19歳。名古屋戦にてシノア分隊と行動を共にする。
鬼(鬼呪装備)
優一郎の鬼呪装備。
小説版にも少しだが登場。最初は真昼の中にいた鬼らしい。
小説である吸血鬼の家族だったと表記されている。
等級は黒鬼。
君月の鬼呪装備。
等級は黒鬼。
シノアの鬼呪装備。
小説版では最初はシノアの中にいた鬼と書かれている。
等級は《謎》(分類不可)とのこと。
与一の鬼呪装備。
与一が鬼呪装備入手の際に肉体を乗っ取るが、優一郎達との戦闘で与一を主と認める。
等級は黒鬼。
グレンの鬼呪装備。
小説版ではノ夜という鬼だったが、現在は真昼ノ夜となっている。
正体は鬼となった真昼。等級は黒鬼。
吸血鬼
第三位始祖で吸血鬼の女王。ミカエラを吸血鬼にした張本人。
何かの目的がある模様。
フェリド・バートリー(CV:櫻井孝宏 / 新垣樽助)
第七位始祖の吸血鬼で百夜孤児院の子供達を虐殺した張本人。
何かを企んでおり、軍の誰かと繋がってる模様。
都市防衛隊に所属する吸血鬼。早乙女与一の姉を殺した張本人。
都市防衛隊に所属する吸血鬼。
クローリー・ユースフォード(CV:鈴村健一)
第十三位始祖。フェリド・バートリーの派閥に所属する貴族。
第十七位始祖。クローリー・ユースフォードに仕えている。
第十七位始祖。クローリー・ユースフォードに仕えている。
(左の人物)
第三位始祖。クルル・ツェペシと同位だが、実年齢は下の様子。
小説版及び漫画版の登場人物
小説版のヒロイン。呪術組織帝ノ鬼の次期当主候補。グレンとは幼少期恋仲であった。
鬼呪装備を作った天才。現在はグレンの鬼呪装備に宿る。
帝ノ月に属するグレンの従者。暗器を使用した戦術を得意とする。クールな性格で何かと騒がしい小百合にツッコミを入れている。グレンに好意を寄せている。
帝ノ鬼の幹部である十条家の出身で、家系の特徴である血のように赤い髪をしている。当初は一瀬家の人間であるグレンを小馬鹿にしていたが、ある事件がきっかけとなり、友好的な態度をとるようになった。
帝ノ鬼の幹部である五士家の出身。美十同様当初はグレンを小馬鹿にしていたが、ある事件がきっかけとなり、後に彼への態度は変わった。女好きで、しょっちゅうセクハラ紛いの発言をしている。
用語
《終わりのセラフ》
神の罰.世界を終わらせる大規模破壊呪術兵器
傲慢な人間を罰する為に、神が下す罰。でも馬鹿な人間たちはそれを利用してした兵器を作った。
世界が滅んだのもこれのせいらしい。
《鬼呪装備》
神鬼を封じ込めた武器
《帝ノ鬼》
柊家を宗家とした組織
日本で一二を争う呪術組織
《帝ノ月》
一ノ瀬を宗家とした組織
(帝ノ鬼)の配下という扱いだが、敵対しており、(帝ノ鬼)に冷遇されている
《百夜教》
日本で一二を争う呪術組織
(帝ノ鬼)よりもタチが悪く、欲望に節操がない。
かつて百夜孤児院を運営し、子供達を実験に使っていた。
(終わりのセラフ)を研究していた。
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カプリング