概要
超コンピューターブレインが人類絶滅のために自らの手足として建造したロボット兵器「ブレインロボット」の一体。
他のブレインロボとは違い、ブレインの中枢部品の一つ「オートダイオードワンセブン」が組み込まれているが、それによってブレインに反発する自我を持ってしまい、ブレイン開発者のハスラー教授によって頭部電子頭脳に電磁フィルターをかけられ、洞窟で眠りにつかされた。
その洞窟にたまたま迷い込んだ南三郎少年によって電磁フィルターを外され再起動。三郎と友情を結び、意思疎通に必要なヘルメットを与えた。
内蔵している小型ロボット「ロボター」による超生産能力で、多少の損傷や故障ならば自力で治すことができる他、会話能力やグラビドン発射のインターバル短縮等の性能向上、サブマシンの開発、果てはジュースやケーキ、ソフトクリームといった菓子類を作ることもできる。内部には人間が乗り込めるコントロールルームがあり、中に入った三郎たちを先述したケーキなどでもてなしたほか、超生産能力で操縦席を作り、最終回で活動停止したワンセブンに代わり三郎が操縦した。
会話能力の獲得前は三郎に与えたヘルメットを通して意思疎通を行い、ワンセブン本体は「イエス」か「ノー」以外の意思表示が出来なかったが、会話能力獲得後は言葉を話すことができるようになった。
最期は周囲二キロメートルのコンピューターを支配下に置いてしまうブレインエリアの影響を受けないように三郎に操縦されてブレインに特攻をかけようとするも突如意思を取り戻し、三郎を脱出させて自分だけ特攻。ブレインと共に爆散した。
変形形態
要塞ワンセブン
待機状態。体内にある工場はこの形態で稼働し、グラビドン発射に必要な重力子を蓄積する。
飛行ワンセブン
要塞ワンセブンの背部滑走路を翼状に展開し、マッハ4の速度で飛行する。
戦闘ワンセブン
二足歩行の戦闘形態。身長50m、重量200t。
戦闘スタイルは格闘戦がメインだが、後述の武装を使用することもある。
武装
グラビドン
腹部から重力子を発射し、対象を押しつぶし圧壊させる。一度の発射後は重力子蓄積の都合上15時間のインターバルを置く必要があるが、超生産能力で短縮に成功した。
ナイキ級ミサイル
脛部に内蔵されているミサイル。
ミサイルパンチ
腕部に内蔵されているミサイル。
核弾頭
腹部に内蔵されている核ミサイル。
ミラーアタック
腹部のシャッターを裏返し、相手の光線を跳ね返す鏡。
戦闘飛行ワンセブン
戦闘ワンセブン形態から翼を展開し、マッハ6の速度空を飛ぶことが可能になった形態。
搭載メカ
シグナルコントロールジェット
主に報探索に使われる無人偵察機。背中の滑走路から発進する。
シグナルコントロールタンク
左右の足に収納されているドリル戦車。
サブマシン
三郎の友情の証しとして開発したマシン。左右の足に収納されており、飛行も可能。
操縦にはワンセブンが三郎に与えたヘルメットが必要だが、ワンセブンによる遠隔操作が優先される。
ロボター
ワンセブン内部のメンテナンスと超生産能力を司る人間サイズの内蔵小型ロボット。ワンセブンの命令を受けて、内部の強化改造や搭載メカの生産を行う。