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千早の第三帝国興亡記の編集履歴

2011-01-07 02:56:49 バージョン

千早の第三帝国興亡記

千早の第三帝国興亡記とは、『Hearts of Iron II』を使用したiM@s架空戦記のひとつ。


概要

iM@s架空戦記……ではあるのだが、『アイドルマスター』から登場するのは千早1人だけである。

にもかかわらず、その卓越したストーリー、随所にちりばめられたギャグ・ネタ、秀逸なOPで強い支持を持ち、近・現代史系iM@s架空戦記としてはかなりの著名作になっている。


また、『アイドルマスター』『Horts of Iron II Doomsday』の他に、潜水艦戦ゲーム『サイレントハンター』の素材を多用、同ゲームのAARコミュニティニコニコ潜水戦隊のキャラもゲスト出演している。


あらすじ

2008年12月。

プロデューサー(以下P)と共にトップアイドルを目指していた千早だったが、Pは千早の思慕の念には気付かず、新人のプロデュースの為、既にランクの高い千早のプロデュースを降板してしまう。

Pに捨てられたと感じた千早は765プロ内に自分の居場所を見出せなくなりつつあり、所謂千早スパイラル状態に陥っていた。

その日も会社の倉庫で1人いじけていたのだが、数々の騒動を起こしたというタイムマシンを発見、誤作動させてしまう。


次の瞬間、千早がいたのは1936年のベルリン、ドイツ第三帝国総統府の総統の私室だった。

千早は1936年のアドルフ・ヒトラーと入れ替わってしまったのだ!


閣議の為、ヒトラーを起こしに来たはずのゲーリングはヒトラーが居らず代わりに見ず知らずの少女がいるのを見て呆然自失(当たり前だが)。

泡を食って会議室に飛び込んできたゲーリングを、他の主要閣僚が「まーたモルヒネデブの妄言か」と弄り倒していると、そこに千早が登場。

議場は大混乱に……なるかと思いきや、千早を見たレーダー失言により9393が発動。ところがその状態の千早を見たヒムラーが「この気迫は間違いなく総統だ」と言い出す。他の閣僚も何人かはそれに同意してしまい、或いはヒトラーの喪失による第三帝国崩壊を防ぐ為の偶像(神輿)とする意図を持つ者もいたりと、千早はその場のノリで第三帝国総統に祀り上げられてしまう。


最初は戸惑っていた千早だったが、ゲーリングを筆頭とする熱心なシンパの応援や、ゲッベルスによるプロパガンダ(「千早は第三帝国の繁栄を約束する為使わされた戦乙女である」というもの)の浸透によって国防軍の将兵や国民から親愛の情、等を受けるようになると、2008年世界でのネガティブな状況からの反動もあって、1936年のドイツを自分の居場所と感じるようになる。


Pが軍オタだったらしく、ドイツ第三帝国とその行く末を知る千早は、やがて迫る第二次世界大戦を回避しドイツの生存権を確保する為、ポーランド回廊やルーメル地方(リトアニア領)の割譲要求の撤回、ハンガリー・ルーマニア国境紛争の不介入等、大戦の火種を消す。また戦略物資確保の為オランダに接近し、枢軸同盟への取り込みに成功する。


だが、日増しに力をつけていくドイツへの不安に駆られていたフランスは、イギリスの思惑にも踊らされ、ついには緊張のピークに達し、ベルギー、ポーランドと共に第三帝国総統の暗殺及び連合国側からのドイツ侵攻という暴挙に出る。第二次世界大戦は始まってしまったのだ。


「また私の居場所はなくなってしまう……」

再び千早スパイラルに陥りかけていた千早だが、

「居場所を求めておきながら、なぜ折角出来た居場所を護ろうとしないのか!」

というゲーリングの声によって立ち直り覚醒し、ドイツを護る為に戦争指導する覚悟を決める。


果たしてドイツ第三帝国はこの大戦を生き残れるのか? そして千早の運命は?


主な登場人物

如月千早

Pが軍オタだったのかすっかり染まってしまっている。

ドイツの国防力強化と第二次世界大戦(特にアメリカ合衆国との全面戦争)を避けるべくその知識をフル活用している。

シンガーダンサー(現代におけるアイドル)としての能力も活用し、コンサート(ライブ)やゲッペルス率いる宣伝省制作のPV(この当時ならPF(プロモーション・フィルム)といった方が正しいが)で国防軍将兵や国民を鼓舞・慰労している。

前述のゲーリングによる叱咤とドイツ国防軍内の熱心(というよりむしろ病院逃げて状態)なシンパの存在により、ちょっとした事で落ち込んでしまう性格を克服しつつある。

もちろん、独裁者的対人不信に陥ったり、恐怖政治をしたりする事はなく、むしろ日本人的甘さが残るのだが(それが原因で2度ほど暗殺されかけている)、唯一貧乳ネタを持ち出されたときだけは静かにマジギレして黙って指を鳴らす(SSや空軍ちーちゃんファンクラブによる粛清の合図)。


ヘルマン・ゲーリング

この物語におけるもう1人の主人公。

千早に最初にあてられた病人の1人だが、その為にモルヒネ中毒を克服してダイエットに成功し、元エースパイロットらしいスマートなイケメンに戻った。

千早が転移した後のドイツにおいて、千早が2008年から来た人間である事、そして史実通りなら第三帝国が滅亡する事を知っている事、それらを知る唯一の人物である。

千早から全面的に信頼され彼女をサポートする役割を負っている。言わば『アイドルマスター』におけるP的存在。

一度目の暗殺未遂事件のときは千早を庇って銃弾を受け、負傷した。

またモルヒネを抜いてからは再び操縦桿を握るようになったらしく、総統専用機(フォッケウルフ Fw200)は普段彼が操縦している。

通称綺麗なゲーリング


ルドルフ・ヘス

副総統。本来なら内政を担当するヒムラーに仕事を丸投げされている。

頭のネジが2・3本抜けてるっぽい(注:ヒトラー絶頂期のドイツは最初からそんなもんである)閣僚の中で唯一の常識人。

閣議では淡々と議事進行役をこなす。

なお千早が英本土侵攻作戦(ゼーレーヴェ(アシカ)作戦)を決行した為、イギリスへの亡命は発生していない。


ハインリッヒ・ヒムラー

ナチス親衛隊長官。同時に内政担当を任されているが、そちらはヘスに丸投げしているらしい。

9393状態の千早を見て「この気迫……間違いなく総統だ」と言ったのも彼なら、覚醒した千早を見て感極まりガチ号泣したりもしている。

だが、単独行動をしようとする千早を部下達とこっそり護衛したり、コンサートや演説・慰問の際には武装親衛隊のスナイパーを配置するなど、SS長官としての仕事はちゃんとしている模様。


ヨーゼフ・ゲッベルス

ドイツ第三帝国宣伝相。

他の病人達と異なり、最初は千早をプロパガンダに利用する事によって、第三帝国の維持と隆盛に役立てようとしていた。

しかし、第二次世界大戦勃発時の経緯から徐々に心酔へと変わりつつある。

ただ、元々プロパガンダを重視する人間である為、千早の熱心なシンパ達からは受けが悪いようである。

顔グラ写真で冷遇されている


ハインツ・グデーリアン

ドイツ国防軍(陸軍)参謀総長。

千早のシンパの1人になってはいるが、他のメンバーと異なり病気とまではいっていない。ヘスと並ぶ閣僚内の良識。

千早の信任を得て冷静な作戦立案と遂行を行っている。

なお本来であれば彼が参謀総長になるのは1943年である(1936年当時はヴァルター・フォン・ブラウヒッチュ)為、千早転移前の段階で元の2008年の世界とは微妙に異なっている可能性もある。

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